バリアフリー現地調査2019 美濃加茂・富加・関

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 美濃加茂・富加・関

令和元年11月12日

ぎふ清流里山公園
富加町郷土資料館
刃物屋三秀・関刃物ミュージアム

を調査させていただきました。

ぎふ清流里山公園

美濃加茂市の平成記念公園「日本昭和村」が2018年4月にリニューアルして「ぎふ清流里山公園」に生まれ変わりました。
以前からある昭和時代の建物や展示物、体験工房やお土産店、入浴施設に加えアドベンチャー施設が追加されました。
敷地内には建設中のホテルもあり、2020年秋ごろオープン予定だそうです。

ぎふ清流里山公園入口

広い駐車場には、車いすマークに加え「おもいやり駐車スペース」が作られていました。

車いすマークとおもいやり駐車スペース

駐車場の近くに、車いすマークトイレがあり、園内には入口付近に1箇所あるほか数カ所あります。

駐車場近くのトイレ
車いすマークトイレ内部
駐車場から公園入口への通路

公園入口の建物の中に「里山カフェ」ができていました。
通路を挟んでオープンテラスもあり、段差もなく車いすでもスムーズに行けるようになっていました。

里山カフェ
オープンテラス

リニューアルされた公園は、入口や通路などはこれまでとほとんど変わりなく、奥へ進むにつれ通路は坂となっています。
園内を循環している里山バスは新しい電動バスに変わっていました。

園内の通路
里山バス(車いす・ベビーカー乗車不可)

公園の一番奥に「里山ふれあい牧場」があり、動物広場や乗馬体験があります。

里山ふれあい牧場入口
動物を見る展望ステージはスロープになっています
展望ステージから見た動物たち
乗馬体験場

里山ふれあい牧場周辺では、池にあるスワンボートに乗ったり、サイクリングもできます。

スワンボート乗り場

新設されたアドベンチャーパークには、全長300mを一気に滑り降りる「ジップライン」や、ワイヤーロープをクリアしてゆく「エアリアル」があります。

ジップライン
エアリアル

ジップラインの終着点には身体を前後左右に傾けるだけで動かせる乗り物「インモーション」もあり専用コースを走れるようになっていました。

インモーション
インモーション専用コース

陶芸教室やせんべい焼き体験、パン作り、そば打ちといった食の体験など色々な体験工房があります。

陶芸教室
陶芸教室内
せんべい焼き体験

その他に園内には駄菓子屋や飲食店もあり、いずれの店も段差なく入ることができます。

駄菓子店「美濃屋」
農家レストラン「やまびこ」

公園入口付近には、岐阜県特産品のお土産店や野菜直売所もあります。

お土産店「おんさい館」
野菜直売所「青空市場」

ぎふ清流里山公園から美濃加茂ハイウェイオアシス駐車場方向へ行くと入浴施設「里山の湯」があり、建物内には食事コーナー「里山食堂」もあります。入口通路はスロープになっており、車いすでも問題ありません。

入浴施設「里山の湯」
入口通路スロープ
靴を履き替える場所で車いすのタイヤを拭いて入館します
食事コーナー「里山食堂」

入浴施設「里山の湯」の入口横には無料の足湯があり、歩き疲れた足を癒すことができます。

無料の足湯

美濃加茂ハイウェイオアシスとも繋がっています。
駐車場からの入口はS字のような形になっていて、車いすで何とか通れる幅です。(大型の電動車いすなどは難しそうです)

ハイウェイオアシス駐車場からの入口
イウェイオアシス駐車場から公園入口への通路にある展示ブロックとグレーチング

富加町郷土資料館

清流里山公園のある美濃加茂の隣の富加町の郷土資料館を訪問しました。
先土器時代の遺跡から発掘された石器、古墳時代の出土土器、日本最古の戸籍などを中心に展示されています。
この地域の昔の人々が使った機織りなどの道具を紹介する民俗展示コーナーもあります。

富加町郷土資料館

資料館には駐車場が2つあり、両方とも通路やスロープが設置され、施設まで段差はないので車いすでも問題ありません。

駐車場案内表示
駐車場
施設入口までの舗装された通路
施設入口
反対側の駐車場
施設入口までのスロープ通路

館内は3つの展示室があります。
1つ目の展示室には先土器時代の遺跡から発掘された石器や古墳時代の出土土器など、2つ目の展示室には日本最古の戸籍が、3つ目の展示室には機織りなどの道具が展示されていました。
展示室をつなぐ通路は敷居を跨ぐようにスロープが設置されています。

1つ目の展示室の出土土器展示
展示室をつなぐ通路
2つ目の展示室の日本最古の戸籍展示
3つ目の展示室への通路スロープ
3つ目の展示室の道具展示
3つ目の展示室の資料展示

入口の奥にトイレがあります、多目的トイレはありませんが車いすでも一般の洋式トイレの前まで行くことが出来ます。

トイレ前
洋式トイレ
富加町観光情報QRコード

刃物屋三秀・関刃物ミュージアム

次に隣の関市にある関刃物ミュージアムへ行きました。
刃物の町関市で作られている包丁や日本刀の製造工程などが、実物を使用して展示されています。
日本刀鍛錬場を備えており、刀匠・藤原兼房による日本刀の鍛錬を見学することができます。(有料)
ファクトリーショップでは一般家庭用包丁や本職用包丁、事務用・園芸用ハサミ、ツメ切りなど関市内メーカーの刃物を販売しています。

関刃物ミュージアム
車いすマーク駐車スペースはありませんが広い駐車場です
入口のスロープ

入口を入った正面にトイレがあり、手すりの付いた洋式トイレもあります。

トイレ外観
手すりの付いた洋式トイレ

建物入口を入って右側に刃物ミュージアムがあり、日本刀鍛錬場の奥が包丁や日本刀の展示室になります。

透明アクリルで囲われた日本刀鍛錬場
ミュージアム内の包丁と日本刀の製造工程の実物展示
色々な刃物の展示

ミュージアムの反対側に位置するファクトリーショップでは、包丁をはじめ色々な刃物やお土産が販売されています。

ファクトリーショップ
家庭用包丁や本職用包丁
お土産の十手と手裏剣
関牛乳を使用したアイス、日本刀形のアイスも販売

今回は、中濃地域にある3つの施設を訪問しました。

ぎふ清流里山公園は、山の地形を利用した広大な公園です。道の駅やリニューアルされ入場料は無料となりました。
敷地が広く、通路は舗装され整備されていますが、奥へ進んでいく通路は坂道で勾配がキツイ場所もあり、車いすを自力で漕いで上がっていくのはかなり大変ですので、介助がいると安心です。
電動車いすを持っている場合は利用した方が良いと思います。
富加町郷土資料館は、先土器時代の遺跡から現代まで富加町の人々の暮らしが学べ、駐車場から館内まで段差はなく車いすでも利用しやすい所でした。

刃物屋三秀・関刃物ミュージアムは、刃物のまち関で古くから作られてきた伝統の日本刀など、実物を使用した製造工程の展示がリアルで分かりやすかったです。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2019 可児・美濃加茂

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 可児・美濃加茂

令和元年11月6日

可児市文化創造センターala
リバーポートパーク美濃加茂
蘭丸ふる里の森
わくわく体験館

を調査させていただきました。

可児市文化創造センターala

劇場・音楽堂では有名アーティストのコンサートなど、地域交流プログラムとして演劇・ミュージカル・ダンスなど市民参加公演や全市民を対象としたコミュニティプログラムを多数開催しています。

可児市文化創造センター

車で道路から入ると駐車場の案内表示があり、車いすマーク駐車場は建物横に4台分あります。
橋を渡った所に、一般用の広い駐車場ある変則的なレイアウトになっています。

駐車場の案内表示
一般駐車場からの橋

敷地内にコミニティーバスの停留所があり便利です。

コミニティーバス停留所

建物に入ったところに点字案内板があります。
床にも点字ブロックが敷かれています。

点字案内板

メインロビーには情報コーナーがあり、映画や演劇などの映像資料や舞台に関する書籍などを見ることができます。

メインロビーと情報コーナー

エレベーターは50名乗りでグランドピアノが入るほどの広さがあり、車いすが同時に数台一緒に乗ることもできます。

エレベーター

主劇場と小劇場があり、両劇場とも段差なく車イスで行ける席(車いす観覧スペース)があります。
このスペースが足りない場合は椅子を外してスペースを増やす事も出来るとのことでした。

小劇場
小劇場の車いす観覧スペース
小劇場の入口スロープ

多目的トイレは主劇場に2カ所、小劇場に1カ所、そのほか館内に4カ所もあるそうです。

多目的トイレ

製作の部屋、練習の部屋、展示スペース、研修・会議などに使われる色々な部屋がありました。

演劇やダンスなどの練習に使われる部屋
演奏や合唱などの練習部屋3室
託児室として利用のキッズルーム

建物前は芝生広場で通路が周りにあり車いすも問題なく利用できます。
広場では11月下旬から1月下旬の夜にイルミネーション点灯を行っており、期間中は毎回点灯式があり参加者を募集するそうですが、人気があり早々に予約がいっぱいになるそうです。

芝生広場の通路
建物前の芝生広場

レストランもあり食事ができます、テーブルは車いすでも利用しやすい高さで外のテラス席もありました。

レストラン「カテリーナ ディ アーラ」
店内テーブル席
テラス席

リバーポートパーク美濃加茂

川と森の環境にあるレジャーとフィットネスをテーマとしたアウトドアな公園で、川ではラフティングやカヌー、園内ではBBQやピクニック、川沿いをサイクリングなどができます。

リバーポートパーク美濃加茂の建物「ビジターハウス」

広い駐車場があり車いすマーク駐車スペースも4台分、駐車場から施設建物までの通路は緩やかなスロープになっていました。

第1駐車場
駐車場から施設建物までの通路スロープ

駐車場から施設受付がある建物(ビジターハウス)には段差なく行けました。
1階はピザが食べられるカフェ、多目的トイレ、2階にはヨガなどフィットネスが行われるホールと授乳室があり、エレベーターで行けます。

建物「ビジターハウス」の入口
ピザ&カフェ「デルタ」
オープンテラス
建物内エレベーター
2階授乳室
2階ホールスペース

駐車場横に広い芝生広場がありピクニックに利用されるほか、イベントも開催されているそうです。
木曽川沿いにデッキスペースや堤防への道があり、レンタルサイクルで堤防沿いを約2km先の旧中山道太田宿辺りまで行けるそうです。

芝生広場
木曽川沿いにデッキスペースと堤防への道

BBQエリアには6名利用できるサイトが15区画あります。
通路は舗装され車いすでも利用しやすくなっていました。
炊事場もありますが、雨水を流すための溝がありますので注意が必要です。
BBQメニューを予約しておけば手ぶらで楽しむことができます。

BBQエリア入口
BBQエリア内の通路
通路からサイトまでは芝生です
炊事場
駐車場のトイレ、多目的トイレもあります

蘭丸ふる里の森

山頂に国史跡美濃兼山城跡のある自然豊かな公園です。
城跡に造られており山城の地形を活かした散策路、中腹には古城山千本桜の名所とバーベキュー広場や芝生広場・蘭丸広場があります。

散策路を楽しむには第1駐車場から石畳と階段を上っていくと良いですが、車いすなどは芝生広場前駐車場を利用するのが便利です。

蘭丸ふる里の森
第1駐車場
第2駐車場
芝生広場前駐車場
芝生広場前駐車場の車いすマーク駐車スペース
芝生広場のトイレ
芝生広場の遊具

芝生広場に公園案内図があり、掲載されているQRコードをスマートフォンで読み取ると、公園紹介ページや園内案内図が見られます。
また、パンフレットも置かれていました。

芝生広場の公園案内図
芝生広場から見上げると千本桜と物見櫓が見えます
駐車場横のバーベキュー広場
バーベキューコーナー
バーベキュー広場から見上げると出丸跡の石垣が見えます

バーベキュー広場と芝生広場の間にある大手道を降りて行くと、森蘭丸の産湯に使われたという井戸や森家の家紋「鶴丸」を模った物などが見られますが、石畳の階段の為車いすの通行は困難です。

下に降りる大手道
井戸はバーベキュー広場から見られます
森家の紋「鶴丸」
産湯のせせらぎ
散策路「大手道」は第1駐車場まで行けます

わくわく体験館

ガラス工芸体験、体育館でスポーツ、宿泊ができる複合施設です。
大人から子供まで気軽に本格的なガラス工芸体験ができる工房を備えています。

わくわく体験館
わくわく体験館入口
ガラスについて説明が展示されています
ガラス工芸体験の完成品が展示されています
トンボ玉やサンドブラストなどの作成体験をするわくわく工房室
作品サンプル
吹きガラス体験をするガラス工房室
吹きガラス体験作品

体験工房室の奥にトイレがあり、通路の反対側には宿泊者用の食堂と調理室があります。

多目的トイレ
宿泊者用の食堂・談話室
調理室、宿泊者の食事は自炊だそうです

宿泊施設は、4人部屋が5室・10人グループ部室が2室・車いす対応4人部室が1室 あり、2階の宿泊施設にはエレベーターで行けます。

施設内エレベーター
車いす対応室
ベッド横まで車いすで入れます
車いす対応室のトイレと浴室
会議室、21畳の和室で持ち込み飲食ができます
施設には中庭もあり、休憩ができるベンチも

 

体育館
体育館内にも多目的トイレがあります

施設建物前に駐車場があり、車いすマーク駐車スペースも2台分、さらに「ささゆりクリーンパーク」と共有の駐車場が通路を登ったところにあります。

施設建物前に駐車場
共有の駐車場への通路
「ささゆりクリーンパーク」と共有の駐車場

今回は、中濃地域の可児市と美濃加茂市の4件の施設を訪問しました。

「可児市文化創造センター」は、施設全体がバリアフリーに配慮され、コンサートや観劇だけでなく、研修や会議室など公共施設としての利用もしやすいと感じました。
夜のイルミネーション点灯を一度見に行ってみたいと思いました。

「リバーポートパーク美濃加茂」は、オープンして一年ほどで、木曽川の環境を生かしたアウトドア施設ですが、通路なども整備され利用しやすくなっていました。
BBQエリアは、冬になると薪ストーブやこたつ、鍋などのメニューも登場するとのことで、冬のBBQも楽しいかもしれません。

「蘭丸ふる里の森」は森蘭丸産湯の井戸や出丸の石垣など、この地域にまつわる貴重な遺構が見られ、森氏居城である「美濃金山城跡」で戦国の歴史にもふれられました。
千本桜はお花見の名所らしく春には毎年多くの人が訪れているそうです、車で駐車場まで行けば、すぐ上に見られますので手軽な花見スポットとして良いなーと感じました。

「わくわく体験館」では、ガラス工芸体験が楽しそうでした。
吹きガラス体験は火傷しそうで難しいですが、砂を吹き付けてすりガラスの模様を作るサンドブラストなら手軽に体験できそうでした。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2019 熱気球体験

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 郡上

令和元年11月23日

熱気球「ヒートバルーン物語」を体験しました。

郡上八幡の長良川の畔で行われる「ヒートバルーン物語」では、熱気球に乗って空からまわりの山々が一望でき、爽快な気分と他の乗り物では味わう事の出来ない貴重な体験が出来ます。

ゴンドラに扉がついていて、段差も少ないので車いすのまま搭乗して体験することが出来ます。

ヒートバルーン物語 昇竜会場

会場は郡上八幡自然園のそばの広場で、すぐ横に駐車場があります。
駐車場横で受付を済ませ順番を待ちます。

受付兼待合所

訪問時は朝一番だった為、気球を準備していく様子も見ることができました。

どんどん膨らんでいく姿を見ているとワクワクしてきます。

大きな扇風機で風を送って膨らませます
膨らんできたら熱風で立ち上げます

炎が出る時には「ゴーーーっ!」という大きな音がして迫力があります。

ゴンドラ(バスケット)にはシリンダー(燃料タンク)もある為、車いすの搭乗は1台ずつになりました。

ゴンドラ(バスケット)

ゴンドラの床と地面で少し段差が出来るのでサポートしてもらい搭乗します。

搭乗の様子

バーナーで熱し上昇していきます、この時に迫力ある音と熱が伝わってきます。

バーナー点火時

安全運行の為、風速など天候により上昇できる高さは変わります、今回は25mを体験しました。
下から見上げるとそれほど高く見えませんが、上空から見下ろすと結構高く感じました。
上空では思っていたほど揺れは少なく、快適に体験でき大変満足でした。

地上から気球を見上げる
気球から地上を見下ろす

到着時から霧が出ていて視界はあまり良くありませんでしたが、周りの山の紅葉と長良川のせせらぎを眺め、霧も幻想的で独特の雰囲気の中熱気球を初体験することが出来ました。
敷地内にはトイレもあります、会場の路面は全体が砂利ですが車いすは埋まらず、問題なくトイレにも行くことができました。
車いすマークトイレではありませんが、車いすで切り返しができるほどトイレ内は広く壁側に手すりもついていて安心です。

トイレ外観
トイレ内
手洗い場

会場内では、気球の他にカナダ生まれの車両で、水・陸どこでも 走ることが出来るパワフルな乗り物も体験できます。

水陸両用車 ARGO(アーゴ)

ヒートバルーン物語昇竜会場は4月から12月上旬までが営業期間で、冬の間はお休みだそうです。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2019 七宗・東白川・下呂

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 七宗・東白川・下呂

令和元年11月1日

七宗町
日本最古の石博物館

東白川村
つちのこ館

下呂市
舞台峠観光センター

を調査させていただきました。

日本最古の石博物館

「日本最古の石博物館」には、20億年前の片麻岩をはじめ「地球最古の石」や「ストロマトライト」などが展示されています。

また、地球の誕生から現在に至るまでの46億年の歴史を、映像やタイムマシンに見立てたエレベーターで分かりやすく紹介しています。

ユニークな日本最古の石博物館の外観

妊婦・乳幼児連れ用、車いすマークの駐車場は、建物の裏手にあるので、案内板に従って進みます。

駐車場案内表示1
駐車場案内表示2
妊婦・乳幼児連れ用、車いすマークの駐車場

車いすマークの駐車場のすぐ横に建物入口までのスロープがあります。

長いスロープ

橋を渡って入館する感じになっています。

建物入口前
建物の入口は二重の自動ドアです
入口横にショップ

車いすマークトイレは受付奥にあります。
ベビーベッドは女子トイレにあります。

トイレ通路

地球の誕生から現在に至るまでを15分の映像で紹介、車いすは一番上のスペースから観覧する形になります。

映像室
地球内部の模型

エレベーターは、タイムマシンに見立てたアトラクションになっており、乗ってもすぐには動かず説明の後に動き出します。

エレベーター内

エレベーターを降りたところは床が透けていて溶岩が流れているような感じになっています。

エレベーターを降りたところ

吹き抜けになっているので、上の階にあった地球の模型を下からも見られます。

地球の模型
展示室

展示室は通路も広く、車いすでも見やすい高さに展示されています。
また、展示されている石の説明は、表示されたQRコードをスマートフォンスキャンすると、音声で聞く事も出来ます。

展示室の通路は広く安心です

展示順路は、階段で上がるようになっていますが、車いすやベビーカーを利用の場合はエレベーターで上がることができます。
ただし、エレベーターはタイムマシンのアトラクションのため、ボタンはカバーを開けて押す必要があります。

階段
エレベーターのカバー付きボタン
上の階の展示、休憩できるベンチもあります

飛騨木曽川国定公園に指定された景観の、国の天然記念物「甌穴群」(ポットホール)や飛騨川河床で発見された自然遺産を、眼下を流れる飛騨川とともに眺める事が出来ます。

展望デッキのスロープ
飛騨川の景勝

隣接には「道の駅ロック・ガーデン ひちそう」や「ドライブイン七宗御殿」があり、土産品や岐阜県の特産品のお土産を購入したり、食事する事が出来ます。

「道の駅」ロック・ガーデン ひちそう
ドライブイン七宗御殿

つちのこ館

東白川村はツチノコの目撃情報が多い村とのことで、日本で唯一のツチノコ資料館があります。
毎年5月には「つちのこフェスタ」という捕獲イベントもあります。

つちのこ館

資料館は2階にあります。1階の売店で入館料を払い2階に上がります。
(エレベーターはありません)

2階への階段

ツチノコの資料や目撃情報のパネルが展示されています。

展示パネル

「つちのこ体験室」は小さな部屋で、ツチノコの模型が動いて捕獲の方法を見ることができます。

つちのこ体験室
ツチノコの模型

1階には東白川村の特産品や農産物、ツチノコのキャラクター「つっちー」と「のこりん」などツチノコグッズも販売されています。

1階売店
ツチノコグッズ

東白川村で栽培している完熟トマトを使ったトマトジュースを販売しています。

トマトジュース「とまとのまんま」

喫茶スペースがあり、アイスクリームも販売されています。
カウンター席は車いすでも膝が当たらず利用しやすいです。

1階喫茶スペース
ツチノコのクッキー付きアイスクリーム

トイレは隣の建物にありますが入り口に4cmほどの段差があり、通常の洋式トイレのみになります。

建物前スロープ
トイレの通路

隣には産地である「東濃ひのき」を使用した木工品も販売されていました。

木の店「きつつき」
「きつつき」店内

舞台峠観光センター

国道41号線が「下呂」に差しかかるあたりの「舞台峠」に観光センターがあります。
広い施設で、ケーキ工房では牛乳をふんだんに使用した手作りの「チーズケーキ」や「たまごプリン」などのスイーツ、飛騨牛の串焼きや「鮎かま」などの飛騨地方ならではのお土産を販売、団体から個人まで利用できる広い食事処があります。

舞台峠観光センター
1階売店

トイレは売店奥にありますが、入り口前に降るスロープがあります。
(車いすマークトイレはありません)

トイレ入口前スロープ
トイレ入口
トイレ内
トイレ出口側扉
売店内のスロープ

2階レストランは団体用になっていて、エレベーターはありません。
車いす利用の方など階段を上がるのが困難な場合は1階で用意していただけるようです。

2階への階段
2階レストラン

1階にも食事処があります。

1階食事処

テラスの屋台には「飛騨牛串焼き」や「五平餅」も販売されています。
車いすでも利用しやすい高さのテーブルもあり、ドライブの途中に立ち寄って軽食をとったり休憩するのにちょうどよい良い施設です。

テラスの屋台
テラスの屋台テーブル席

「関の鍛冶屋」では、岐阜県関市特産品の刃物やまな板などが販売されています。入口に3cmほどの段差があります。

「関の鍛冶屋」
「関の鍛冶屋」店内

 

七宗町の「日本最古の石博物館」は、地元岐阜県の事ながら知らなかった日本最古の石など、岩石の事が気軽に学べる施設で、車いすでもアクセスしやすく、隣接する施設で食事やお土産も購入できて高山や下呂方面に行く途中の立ち寄り先としても良いと思いました。

東白川村の「つちのこ館」は、このあたりに生息されるとされている幻の生物「つちのこ」に関するユニークな資料があり、ツチノコグッズが購入出来たりと、他所にはない面白い所でした。

下呂市の「舞台峠観光センター」は、国道41号線で美濃ー飛騨を巡るドライブや旅行などで休憩も兼ねて立ち寄るのに良い場所でした。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2019 恵那2

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 恵那2

令和元年10月31日

恵那峡遊覧船
えなてらす恵那市観光物産館

を調査させていただきました。

恵那峡遊覧船

恵那峡は約80年前に木曽川をせき止めて作られた大井ダムによってできた人造湖です。
恵那峡を周遊する遊覧船は、船の窓から両岸にそそりたつ軍艦岩・獅子岩・屏風岩・品の字岩などの奇岩・怪石が眺め、季節ごとに移り変わる自然の景観を船上から眺める充実したクルージングが楽しめます。

桟橋に停泊中の遊覧船

駐車場は遊覧船のりばから250mほど離れています。

駐車場

遊覧船のりばのトイレには、車いすマークのトイレはありませんが、駐車場のトイレ棟に車いすマークトイレがあります。

駐車場のトイレ

調査時は駐車場から遊覧船のりば周辺は整備のため工事を行っていましたが、近いうちに完成予定で、移動も安全になるようです。

整備中をお知らせする看板
遊覧船のりばまでの歩道
遊覧船のりばまでの道

お土産屋さん前の広場、ここも整備中ですが車いすなどでも利用しやすい広場になりそうです。

多目的広場
多目的広場前の展望デッキ

お土産屋さんには、懐かしい国産のクラシックカー(ダットサンブルーバード)が置かれていました。

お土産屋さん

多目的広場から遊覧船のりばまでは道が新しくなり、坂道の傾斜は以前よりも緩やか(斜度3度~5度くらい)になっていました。

多目的広場横
多目的広場から遊覧船のりばまでの道
遊覧船のりば前
遊覧船のりばのトイレ
遊覧船のりば

桟橋を通って乗船します、途中スロープになっていますが水位によりスロープの傾斜角度は変わります。

遊覧船のりばから桟橋

乗船口には外と中に階段があります。

乗船口

車いすのまま乗れる船が一隻あり、船尾にスロープを設置して乗船し、船内には簡易昇降機で降ります。

船尾デッキ
乗船用スロープ
船内簡易昇降機
周辺地図

調査時はまだ何もありませんでしたが、写真右側のこの工事場所にビジターセンターができるそうです。

ビジターセンター予定地

えなてらす恵那市観光物産館

JR恵那駅に隣接する観光物産館です。
恵那近郊の観光地や名物のお土産が販売されています。観光案内所も併設されていて各種パンフレットなどがあります。

えなてらす恵那市観光物産館

観光物産館には駐車場がありませんので駅西駐車場を利用すると良いでしょう。2階以上の各フロアに車いすスペースが2台分設けられていました。

駅西駐車場の車いすマークスペース
駅西駐車場のエレベーター
駅前の通路
観光物産館前
観光物産館内
恵那市観光案内所
観光案内所内

観光案内所の先には公衆トイレがあり、車いすマークトイレもあります。

駅隣接公衆トイレ

 

「恵那峡遊覧船」は、調査時はまだ周辺が整備中でしたが、今後新しい駐車場やビジターセンターなどが完成すると、これまでよりも利用しやすくなるのではと思います。

「えなてらす恵那市観光物産館」は、名物の栗きんとんなど恵那の名産品や周辺観光地のお土産のほか、ここでしか販売されていない物もありました。
駐車場やトイレも整備されており、観光情報を収集したり、お土産などを購入するのに便利な施設でした。

 

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。