GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 郡上市ひるがの
平成30年9月25日
を調査させていただきました。
郡上市北部の高鷲町にある「ひるがの」は、大日ヶ岳の麓に広がる標高900メートルの高原です。
春夏には登山、キャンプ、ゴルフや避暑地として、秋は紅葉、冬はスキーが楽しめます。
また、豊かな自然の中で育つ牛からとれる新鮮な牛乳を使った乳製品や、自然の恵みを活かしたこの土地ならではのグルメやお土産も豊富です。
東海北陸自動車道のひるがの高原SAスマートICも出来て、名古屋から約1時間50分、大阪・京都からも3時間ほどでアクセスできます。
当日は、前日夜からの雨で、気温も低めでしたが、すぐに雨もあがり、だんだん温かくなってきました。
牧歌の里
標高1000メートルにあり、白山連峰を望む自然と動物と食のテーマパークです。
広大な園内には、春のチューリップ、初夏のラベンダーなど四季折々の花がさき、馬や羊が放し飼いになっていて、牛の乳搾りや乗馬体験、うさぎなどの小動物にふれる事もできます。
小さいお子さんを連れた家族や、シニア、車いす利用者にも使いやすい施設になっていて、トイレやエレベーター、貸出用の車いす、ベビーカーも沢山準備されていて、 広い園内を巡回するロードトレインは車いすのまま乗車できるようになっています。
ひるがの湿原植物園
ひるがの高原は見渡す限りの広大な湿地帯で、昭和に入り開拓が始まり埋め立てられ人が暮らす土地となったそうで、こちらの植物園はかつての湿原の面影を残す貴重な場所として、地域の方々の協力を得ながら整備されたとのことです。
50種類以上の湿原植物と水生植物が生育し、モリアオガエルやイトトンボなどの動物も生息しています。
小鳥の鳴き声を聞き、可憐な草花を見ながら、のんびりと過ごせる場所です。
大日ヶ岳の眺望が素晴らしい湿原内には 幅1メートルの木道が整備されており、車いすでも草花を間近で観察できます。
(入り口の段差と砂利もあり、木道は柵がないので車いすの場合は付添がいたほうが安全です)
ひるがの分水嶺公園
標高約900mにある「ひるがの高原」では、大日ヶ岳から流れてきた水が「分水嶺」として、南の太平洋側の長良川と、北の日本海側の庄川に分かれて流れていきます。
分水嶺公園は、水が別れていく様子を見られるように整備されています。
奥には散策路もあり、春のカタクリや、初夏のササユリといった山野草も見られ、紅葉も見られます 。
ひるがの高原には、自然と触れ合えるアクティビティやグルメ、おみやげなどのお店もあり、高速道路が通って身近に行ける自然豊かな高原リゾート地でした。
取材へのご協力有難うございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。