バリアフリー現地調査2019 七宗・東白川・下呂

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 七宗・東白川・下呂

令和元年11月1日

七宗町
日本最古の石博物館

東白川村
つちのこ館

下呂市
舞台峠観光センター

を調査させていただきました。

日本最古の石博物館

「日本最古の石博物館」には、20億年前の片麻岩をはじめ「地球最古の石」や「ストロマトライト」などが展示されています。

また、地球の誕生から現在に至るまでの46億年の歴史を、映像やタイムマシンに見立てたエレベーターで分かりやすく紹介しています。

ユニークな日本最古の石博物館の外観

妊婦・乳幼児連れ用、車いすマークの駐車場は、建物の裏手にあるので、案内板に従って進みます。

駐車場案内表示1
駐車場案内表示2
妊婦・乳幼児連れ用、車いすマークの駐車場

車いすマークの駐車場のすぐ横に建物入口までのスロープがあります。

長いスロープ

橋を渡って入館する感じになっています。

建物入口前
建物の入口は二重の自動ドアです
入口横にショップ

車いすマークトイレは受付奥にあります。
ベビーベッドは女子トイレにあります。

トイレ通路

地球の誕生から現在に至るまでを15分の映像で紹介、車いすは一番上のスペースから観覧する形になります。

映像室
地球内部の模型

エレベーターは、タイムマシンに見立てたアトラクションになっており、乗ってもすぐには動かず説明の後に動き出します。

エレベーター内

エレベーターを降りたところは床が透けていて溶岩が流れているような感じになっています。

エレベーターを降りたところ

吹き抜けになっているので、上の階にあった地球の模型を下からも見られます。

地球の模型
展示室

展示室は通路も広く、車いすでも見やすい高さに展示されています。
また、展示されている石の説明は、表示されたQRコードをスマートフォンスキャンすると、音声で聞く事も出来ます。

展示室の通路は広く安心です

展示順路は、階段で上がるようになっていますが、車いすやベビーカーを利用の場合はエレベーターで上がることができます。
ただし、エレベーターはタイムマシンのアトラクションのため、ボタンはカバーを開けて押す必要があります。

階段
エレベーターのカバー付きボタン
上の階の展示、休憩できるベンチもあります

飛騨木曽川国定公園に指定された景観の、国の天然記念物「甌穴群」(ポットホール)や飛騨川河床で発見された自然遺産を、眼下を流れる飛騨川とともに眺める事が出来ます。

展望デッキのスロープ
飛騨川の景勝

隣接には「道の駅ロック・ガーデン ひちそう」や「ドライブイン七宗御殿」があり、土産品や岐阜県の特産品のお土産を購入したり、食事する事が出来ます。

「道の駅」ロック・ガーデン ひちそう
ドライブイン七宗御殿

つちのこ館

東白川村はツチノコの目撃情報が多い村とのことで、日本で唯一のツチノコ資料館があります。
毎年5月には「つちのこフェスタ」という捕獲イベントもあります。

つちのこ館

資料館は2階にあります。1階の売店で入館料を払い2階に上がります。
(エレベーターはありません)

2階への階段

ツチノコの資料や目撃情報のパネルが展示されています。

展示パネル

「つちのこ体験室」は小さな部屋で、ツチノコの模型が動いて捕獲の方法を見ることができます。

つちのこ体験室
ツチノコの模型

1階には東白川村の特産品や農産物、ツチノコのキャラクター「つっちー」と「のこりん」などツチノコグッズも販売されています。

1階売店
ツチノコグッズ

東白川村で栽培している完熟トマトを使ったトマトジュースを販売しています。

トマトジュース「とまとのまんま」

喫茶スペースがあり、アイスクリームも販売されています。
カウンター席は車いすでも膝が当たらず利用しやすいです。

1階喫茶スペース
ツチノコのクッキー付きアイスクリーム

トイレは隣の建物にありますが入り口に4cmほどの段差があり、通常の洋式トイレのみになります。

建物前スロープ
トイレの通路

隣には産地である「東濃ひのき」を使用した木工品も販売されていました。

木の店「きつつき」
「きつつき」店内

舞台峠観光センター

国道41号線が「下呂」に差しかかるあたりの「舞台峠」に観光センターがあります。
広い施設で、ケーキ工房では牛乳をふんだんに使用した手作りの「チーズケーキ」や「たまごプリン」などのスイーツ、飛騨牛の串焼きや「鮎かま」などの飛騨地方ならではのお土産を販売、団体から個人まで利用できる広い食事処があります。

舞台峠観光センター
1階売店

トイレは売店奥にありますが、入り口前に降るスロープがあります。
(車いすマークトイレはありません)

トイレ入口前スロープ
トイレ入口
トイレ内
トイレ出口側扉
売店内のスロープ

2階レストランは団体用になっていて、エレベーターはありません。
車いす利用の方など階段を上がるのが困難な場合は1階で用意していただけるようです。

2階への階段
2階レストラン

1階にも食事処があります。

1階食事処

テラスの屋台には「飛騨牛串焼き」や「五平餅」も販売されています。
車いすでも利用しやすい高さのテーブルもあり、ドライブの途中に立ち寄って軽食をとったり休憩するのにちょうどよい良い施設です。

テラスの屋台
テラスの屋台テーブル席

「関の鍛冶屋」では、岐阜県関市特産品の刃物やまな板などが販売されています。入口に3cmほどの段差があります。

「関の鍛冶屋」
「関の鍛冶屋」店内

 

七宗町の「日本最古の石博物館」は、地元岐阜県の事ながら知らなかった日本最古の石など、岩石の事が気軽に学べる施設で、車いすでもアクセスしやすく、隣接する施設で食事やお土産も購入できて高山や下呂方面に行く途中の立ち寄り先としても良いと思いました。

東白川村の「つちのこ館」は、このあたりに生息されるとされている幻の生物「つちのこ」に関するユニークな資料があり、ツチノコグッズが購入出来たりと、他所にはない面白い所でした。

下呂市の「舞台峠観光センター」は、国道41号線で美濃ー飛騨を巡るドライブや旅行などで休憩も兼ねて立ち寄るのに良い場所でした。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2019 郡上・美濃

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 郡上・美濃

令和元年11月15日

郡上市の

フォレストパーク373

郡上八幡ホテル積翠園

美濃市の

みちくさ館

を調査させていただきました。

フォレストパーク373

宿泊できるコテージ

郡上市美並町にあるアウトドア施設です。
山に囲まれた池の畔にはバーベキューフィールドや芝生広場、サイクリングや遊具の施設、宿泊ができるコテージがあり、自然を満喫できます。

すぐそばに小川が流れるBBQフィールド

屋根のついたバーベキュー小屋は雨が降っても安心です。

紅葉が見頃でした

鯉や鱒の泳ぐ池にはサイクルボートもありました。
山に囲まれ紅葉が美しく湖面に映えていました。

駐車場のすぐそばの「ロブフレイハウス」には、受付、売店、カフェがあります。車いすマークのトイレもあります。

駐車場からロブフレイハウスまでは段差はありません

郡上八幡ホテル積翠園

郡上八幡城のすぐ下に建つ積翠園

フォレストパーク373から長良川沿いに国道156号線を30分ほど北上し八幡町に入り、古い町並みから郡上八幡城のある城山の中腹にある、郡上八幡ホテル積翠園に伺いました。

明るく広い客室内

今年、リニューアルオープンしたホテルの客室は、広々としていて車いすでも快適に過ごせるようになっており、トイレやバスルームも手すりを設置したり扉を工夫するなど使いやすくしてありました。

広々とした客室で、開口の広い窓から日が差し込む明るい室内は、木材をたっぷり使用し、本美濃和紙をつかった照明器具などで落ち着きがある内装となっています。

食事処もあり、古い町並みや吉田川、博覧館からも近く散策するのも便利な場所で、眺めも良いのでホテルの中で食事をしてゆっくり過ごすのも良いと思います。

訪問した日は、ちょうど紅葉が見頃で、眼下には八幡の町や清流が見え、お城も間近に眺められてちょっと得した気分でした。

みちくさ館

郡上市から長良川に沿って国道156号を南下して美濃市に入ったすぐに、地域特産物直売所「みちくさ館」があります。

国道沿いで長良川がすぐ前にあります

地元で採れた新鮮な農産物や、工芸品の他、お土産や手作りのお惣菜も販売されています。

野菜を買い求めるお客さんだけでなく、採れた野菜を陳列するために訪れる農家の方も沢山いて、賑やかな店頭には今がシーズンの柿などもいっぱい並べられていました。

平日の午後でしたが沢山の人が出入りしていました

野菜の種や苗、はちみつなども売られていて、じっくり探すと他所では手に入りにくい掘り出し物も見つけられそうです。

世界かんがい施設遺産に登録されている曽代用水(そだいようすい)の取水口のそばにあり、みちくさ館の周辺は曽代用水公園となっています。

公園内には水路が引かれ水車小屋などもあります

 

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2019 恵那2

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 恵那2

令和元年10月31日

恵那峡遊覧船
えなてらす恵那市観光物産館

を調査させていただきました。

恵那峡遊覧船

恵那峡は約80年前に木曽川をせき止めて作られた大井ダムによってできた人造湖です。
恵那峡を周遊する遊覧船は、船の窓から両岸にそそりたつ軍艦岩・獅子岩・屏風岩・品の字岩などの奇岩・怪石が眺め、季節ごとに移り変わる自然の景観を船上から眺める充実したクルージングが楽しめます。

桟橋に停泊中の遊覧船

駐車場は遊覧船のりばから250mほど離れています。

駐車場

遊覧船のりばのトイレには、車いすマークのトイレはありませんが、駐車場のトイレ棟に車いすマークトイレがあります。

駐車場のトイレ

調査時は駐車場から遊覧船のりば周辺は整備のため工事を行っていましたが、近いうちに完成予定で、移動も安全になるようです。

整備中をお知らせする看板
遊覧船のりばまでの歩道
遊覧船のりばまでの道

お土産屋さん前の広場、ここも整備中ですが車いすなどでも利用しやすい広場になりそうです。

多目的広場
多目的広場前の展望デッキ

お土産屋さんには、懐かしい国産のクラシックカー(ダットサンブルーバード)が置かれていました。

お土産屋さん

多目的広場から遊覧船のりばまでは道が新しくなり、坂道の傾斜は以前よりも緩やか(斜度3度~5度くらい)になっていました。

多目的広場横
多目的広場から遊覧船のりばまでの道
遊覧船のりば前
遊覧船のりばのトイレ
遊覧船のりば

桟橋を通って乗船します、途中スロープになっていますが水位によりスロープの傾斜角度は変わります。

遊覧船のりばから桟橋

乗船口には外と中に階段があります。

乗船口

車いすのまま乗れる船が一隻あり、船尾にスロープを設置して乗船し、船内には簡易昇降機で降ります。

船尾デッキ
乗船用スロープ
船内簡易昇降機
周辺地図

調査時はまだ何もありませんでしたが、写真右側のこの工事場所にビジターセンターができるそうです。

ビジターセンター予定地

えなてらす恵那市観光物産館

JR恵那駅に隣接する観光物産館です。
恵那近郊の観光地や名物のお土産が販売されています。観光案内所も併設されていて各種パンフレットなどがあります。

えなてらす恵那市観光物産館

観光物産館には駐車場がありませんので駅西駐車場を利用すると良いでしょう。2階以上の各フロアに車いすスペースが2台分設けられていました。

駅西駐車場の車いすマークスペース
駅西駐車場のエレベーター
駅前の通路
観光物産館前
観光物産館内
恵那市観光案内所
観光案内所内

観光案内所の先には公衆トイレがあり、車いすマークトイレもあります。

駅隣接公衆トイレ

 

「恵那峡遊覧船」は、調査時はまだ周辺が整備中でしたが、今後新しい駐車場やビジターセンターなどが完成すると、これまでよりも利用しやすくなるのではと思います。

「えなてらす恵那市観光物産館」は、名物の栗きんとんなど恵那の名産品や周辺観光地のお土産のほか、ここでしか販売されていない物もありました。
駐車場やトイレも整備されており、観光情報を収集したり、お土産などを購入するのに便利な施設でした。

 

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2019 関

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 関

令和元年10月26日

関市にある、ふる里農園 美の関 を調査させていただきました。

広い農園で野菜や果物を栽培収穫して併設する施設で販売しています。
施設内には、直売場の他カフェやバーベキュー場もあり、手ぶらでバーベキューを楽しむこともできます。(要予約)
収穫時期にはイチゴ狩りや収穫祭があり、収穫体験のイベントも行っています。
他にもヤギや羊などの動物たちとふれあえる広場もあります。

ふる里農園 美の関 販売施設

駐車場から建物入口へは緩やかなスロープになっており、車いすでもスムーズに通行できます。

入口前のスロープ一部に側溝のグレーチングがあるので車いすの前輪や、杖の先が、はまらないよう注意。

建物内には直売場があり収穫された新鮮な野菜や果物が販売されています。

通路も広く、車いすでも買い物がしやすくなっています。

天井が高く、広々とした直売場の中

訪問した日は土曜日で「秋の収穫祭」が開催されていました。
建物横で野菜の詰め放題などもあり、モルモットの餌やり体験もありました。

モルモットとふれあい体験
お買得品販売

建物横にあるバーベキュー場までの通路も、舗装されていて車いすも安全に通行できます。

バーベキュー場までの通路

バーベキュー場は舗装されていますが、一部に浅い砂利の箇所があります。
炭の火付けや後片付けなどもしてもらえるので、手軽にバーベキューが楽しめます。

バーベキュー場

車いすマークのトイレも近くにあり、段差もないので便利です。

トイレ

冬から春先には「イチゴ狩り」も出来ます。
建物横の道を通って、わかりやすい手書きの看板に従って進み200メートルほどで段差もなくハウスまで行くことができます。

イチゴ狩りハウスへの道

イチゴ狩りハウス
イチゴ狩りハウス入口

 

敷地内には「動物ふれあい広場」があり、建物からは通路が設置されています。
ただし、若干幅が狭く傾斜があるため、車いすの場合は、道路から迂回した方が安全です。

動物ふれあい広場への通路

駐車場横に、ふる里茶屋「ちぼり」があります。
入口の階段のほか、建物横にスロープがあります。通路は砂利の部分があるので、車いすなどはサポートがあると安全です。

ふる里茶屋「ちぼり」
建物横のスロープ入口

「ふる里農園 美の関」は、豊富な種類の新鮮な野菜や果物を求める人で賑わい、広大な畑に囲まれたのどかな場所でのバーベキューや、イチゴ狩り、野菜の収穫体験、動物ふれあいなど、家族やグループで季節ごとに色々楽しめそうな施設でした。

調査へのご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。