GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 安八・大垣・海津
令和元年10月29日
を調査させていただきました。
ばら公園いこいの広場
生憎の雨でしたが、カッパ着用でばら公園を見学してきました。
切り薔薇(ばら)が特産の町、神戸町の「ばら公園いこいの広場」は、約300品種3,300株のばらが植えられています。
公園入口に1番近い所に、十分な広さの車いすマークの駐車場が設けてあります。
駐車場の横には、一般のトイレとは別に車いすマークのトイレがあります。
中は十分な広さがあり、多機能トイレになっています。
公園内には木の橋が架けられた湿地があり、5月になると菖蒲(しょうぶ)の花が満開となります。
見学コースに従って、タイル敷の広い通路が造られています。
段差はなく、車いすも問題ありません。
公園の南側は芝生広場になっておりスベリ台などの遊具が置かれています。
曽根城公園
ばら公園から南へ2kmほどの大垣市内に「曽根城公園」があります。
ここは、大垣市で一番大きな公園です。戦国時代の武将・稲葉一鉄の居城跡で、半分以上を曽根池が占め、花菖蒲(はなしょうぶ)の名所として知られています。
5月下旬からは白、紫、黄色の花が咲く見ごろを迎え、夜はライトアップされ幻想的です。
また、とても珍しい小型淡水魚「ハリヨ」が棲息する池があり、間近で見ることが出来ます。
華渓寺の東側駐車場をまっすぐ進むと、曽根城公園の入り口になります。
芝生広場には「矢橋式日時計」、遊具やテーブルなどがあり、天気の良い日にはゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。
広場の横には、大きな曽根池があり、魚釣りも出来ます。
華渓寺の西側には、とても珍しい小型淡水魚が棲息するハリヨ池があります。
曽根城公園のトイレには、オストメイトの設備もあります。
公園内の曽根城跡に建つ華渓寺は、稲葉一鉄が母親の菩提寺として建立した寺です。
1989年の発掘調査の結果、華渓寺の北側より石垣や土塁などが発見され、現在これらは保存のため埋め戻され、地上に復元されています。
結神社
雨も上がり、少し南へ行った安八町西結にある、古くから縁結びなどにご利益があるという「結神社」に行ってきました。
地域の人が作る“縁結びの赤い糸”などが人気で、話題を集めています。
正面駐車場から参道への道は舗装され、段差もなく車いすも問題ありません。
正面駐車場は台数に限りがありますが、混雑時には本堂東側にある大駐車場を利用できます。
鳥居をくぐると、少し長い舗装された参道が拝殿まで続きます。
拝殿前には階段がありますが、手すりがあり横には滑りにくくしてあるスロープもあるので車いすでも拝殿前まで行くことが出来ます。
初詣など混雑時には、大駐車場を利用します。整地されスロープもあります。
長良川サービスセンター
安八町から長良川沿いに南下して海津市にある「長良川サービスセンター」を訪問しました。
ここでは長良川の自然に親しみ、水辺を利用した様々なスポーツやレクリエーションを楽しむことが出来ます。障害のある方もスポーツやレクリエーションに積極的にチャレンジ出来る拠点となっています。
長良川右岸(清流サルスベリ街道)を真っ直ぐ進むと、右手に長良川サービスセンターの建物が見えてきます。
1階は駐車場になっており、車いすマークの駐車場は、十分なスペースが取ってあります。
駐車場からエレベーターホールまで段差はなく入口は自動扉になっています。
エレベーターは車いす3台が十分乗れる広さがありました。
2階には総合案内があります。ここでは車いす以外にも、様々なスポーツの道具などの貸し出しを行っています。
2階にはテーブルと椅子が置かれ、休憩スペースが作ってあります。
いろいろなイベントが催され、スポーツ体験も出来ます。
テニス用車いすが展示してあり、テニスコートで車いすテニスを体験出来ます。
車いすマークの付いた多機能トイレは各階に2つあります。
3階にはトレーニングルームがあります。更衣室・シャワールームもあります。利用時間は9:30〜17:15です。
センターハウス前の長良川は、漕艇練習ゾーンになっています。
センターハウス2階から道路を横断することなく直接、長良川河川敷へ出られるようになっており、車いすテニスが出来るテニスコートがあります。
テニスコートまでの通路は傾斜がありますが、舗装され段差はありません。
今回の調査では、午前中は雨の中、神戸町のばら公園と大垣市の曽根城公園に行きましたが、今度は5月の天気の良い日に、満開のばらと花菖蒲を見に行きたいと思います。
また、長良川サービスセンターは障がいのある方でも色々なスポーツを体験できるようになっていて、自分にも出来るスポーツが探せる施設でした。
ご協力有難うございました。
今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。