GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2019 現地調査 大垣・上石津
令和元年11月8日
を調査させていただきました。
大垣フォーラムホテル
JR大垣駅から東へ車で10分ほどの、大垣市万石にある大垣フォーラムホテルを訪問しました。
客室は、ツイン・シングルなど78室あり、岐阜・大垣の観光やビジネス、挙式・宴会や会議などに利用されています。
駐車場は、車いすマークのある正面南駐車場と北側の北第1・2駐車場、西駐車場があります。
正面の入口は、幅も広く全自動扉になっています。
段差が1段ありますが、スロープがあるので車いすやベビーカーでも問題ありません。
ホテル1階のエントランスには階段がありますが、横に傾斜の緩やかなスロープがあります。
ロビーにあるラウンジへは、階段が3段あります。
車いすは仮設の手動昇降機を使ってラウンジへ行くことが出来ます。
客室の中は車いすでも回転できる広さがあります。
ベッドはちょうど良い高さでした。
トイレ・バスの入口には段差がありますが、車いすの前輪を上げ室内に入れるだけの広さはあります。
食事会場内は車いすで動ける広さがあり、テーブル間隔も余裕があります。
テーブルは膝が当たらない高さになっています。
足元のスペースが確保され車いすでも利用でしやすい鉄板焼テーブルでした。
大垣市上石津郷土資料館
次は、大垣フォーラムホテルから車で50分ほど、同じ大垣市内ですが飛び地で旧上石津町にある大垣市上石津郷土資料館を見学しました。
上石津地域は、西は鈴鹿山系、東は養老山系の山々に囲まれ、中央を揖斐川の支流の牧田川が流れる自然豊かな地域です。
資料館は、多良地区にある西高木家陣屋跡の敷地内に建てられています。
明智光秀の生誕地についての特別企画展が行われていました。
新館の展示スペースは広く、展示物の高さやレイアウトも工夫されていて、車いすでも問題ありません。
職員さんが、丁寧に分かりやすく説明してくださいました。
二又古墳群から出土した、6世紀の土器や鉄器など豊富な副葬品が展示されています。
資料館新館と旧館は、木製の渡り廊下で繋がっています。
旧館の入口には段差が1段ありますが、スロープがあり車いすやベビーカーでも問題ありません。
農具や生活用具など多くの民俗資料が整理され展示しています。当時の上石津の人達のくらしが良く分かります。
貴重な動植物の剥製や標本も展示され、上石津の自然が良く分かります。
資料館の裏には、明治年間建造の主屋と嘉永5年(1852)建造の下屋敷御門を移築した長屋門が残っています。
今回訪問した大垣フォーラムホテルは創立から30年ほど経つそうですが、所々にある階段などの高低差をスロープや昇降機などで解消し使いやすくされていました。見学した客室は広く、車いすでも利用しやすそうでした。
次に訪れた大垣市上石津郷土資料館は、上石津地域の歴史・民俗・自然を知ることができる見所満載の資料館で、展示物のレイアウトや展示方法が工夫され、職員の方が詳しく丁寧に説明してくださり、しっかり理解できました。
2つの施設の方、取材への協力有難うございました。
今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。