GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 郡上八幡・白鳥
平成30年10月3日
を調査させていただきました。
清流が流れる城下町「郡上八幡」の調査は、これで3度目となりました。
岐阜市から東海北陸自動車道で1時間ほどで行ける郡上八幡では、「郡上おどり」が7月中旬から9月上旬まで33夜にわたって開催され、お盆の4日間は徹夜踊りも行われます。
郡上八幡博覧館
郡上八幡の古い町並みの中にあり、大正時代に建てられた税務署の建物を利用した施設で、歴史など郡上八幡に関する様々な資料の展示の他、重要無形民俗文化財である郡上おどりの実演も行なっています。
郡上おどりの実演では、「かわさき」や「春駒」などの踊りの振り付けだけでなく、様々なエピソードも交えて説明してもらえるので、博覧館で踊りの事を知ってから実際にまちなかで毎晩行われる盆踊りの輪の中に入ると、より楽しめそうです。
外国からの団体のお客さんも来られていて、踊りの実演を手振りを真似ながら興味深く聞いていました。
流響の里
お土産、お食事、食品サンプル作り体験なども出来る「流響の里」は、博覧館の前の通りを吉田川の方へ歩いて5分ほどのところにあります。
2階にある、町内最大規模のレストランは、団体客にも対応できる席数で、「郡上鮎」や「A5ランク飛騨牛」、「鶏ちゃん」など地元ならではのグルメを堪能できます。
お子様向けメニュー、エレベーターや車いすマークのトイレも有り、シニアや家族連れにも利用しやすい施設です。
1階の土産物売り場では、郡上のものから近隣のものまで、様々なお土産が揃っており、街歩きの途中休憩しながら買い物するのにも良さそうです。
3月に取材させていただいた、サンプルビレッジ・いわさきの支店もあり、手軽にサンプル作り体験もできます。
郡上八幡の古い町並み
秋晴れの清々しい陽気の中、古い町並みを散策しました。
郡上八幡の代名詞でもある「郡上おどり」は、先月で終わってしまいましたが、清流の流れる城下町には秋の空もよく似合っていました。
清流長良川あゆパーク
郡上八幡から、国道156号線を長良川に沿って30分ほど北上した郡上市白鳥町(しろとりちょう)長滝に、今年6月2日にオープンした「清流長良川あゆパーク」があります。
ここは、川遊び、魚つり、鮎のつかみどり、鮎の友釣りなど身近に自然に親しみながら漁業体験ができる施設となっており、「里川あゆハウス」には映像室や研修室もあり、世界農業遺産「清流長良川の鮎」の情報発信拠点となっています。
レストランでは、鮎雑炊や鮎うどん、鮎餃子など変わった鮎料理も楽しめ、隣にある道の駅「白山文化の里 長滝」では、地元で採れた野菜や、お土産を購入することが出来ます。
すぐ近くに、奈良時代に泰澄大師によって創建された白山信仰の中心地「白山長滝神社」があります。
あゆパークも白山長滝公園内にあり、周辺は白山文化の里として整備され、散策するための遊歩道もあります。
美しい山と川のそばで、クラフト体験やバーベキューもでき、夏には川遊びもできて、大人から子どもまで自然にふれあい楽しめる場所ですね。
白山文化博物館
あゆパークの隣には、長滝白山神社にまつわる貴重な資料が収蔵され、白山信仰の歴史と文化を紹介する「白山文化博物館」があります。
橋を渡って霊峰白山を想像させる建物に入っていく通路は「美濃馬場」から白山へ登拝するイメージとなっているそうです。
文化財展示室には、長滝の古楽面や正和のつぼなどの白山信仰ゆかりの国重要文化財が、歴史民俗展示室では、郡上一揆や宝暦騒動の傘連判状、ふるさと生活展示室では、山の暮らしで使われた民具や農具などの実物が展示されています。
その他、近くにある阿弥陀ヶ滝を描いた葛飾北斎の資料なども展示されています。
建物の周りは歩道が作られていて、天気も良く風景を眺めながら散策してみました、山野草や桜もあって季節ごとの景観も楽しめそうです。
建物の横には、巨大な泰澄大師頌徳碑がありました、木の陰に大きな石像が突然出てきて、少し驚きでした。
紅葉はもう少し先ですが、秋晴れのさわやかな空気の、郡上八幡、白鳥を堪能しました。
取材へのご協力有難うございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。