GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 多治見
平成30年9月20日
を調査させていただきました。
多治見市美濃焼ミュージアム
飛鳥時代の須恵器(すえき)から、現代陶芸まで陶器が展示され美濃焼の歴史を実際に見て学ぶことが出来ます。
ショップもあり、多彩で魅力的な美濃焼を購入でき、茶室では陶芸作家の茶碗で抹茶をいただくこともできます。(有料)
また、ミュージアムのそばにあるヴォイス工房では、はじめの方でも電動ろくろを使った本格的な作陶体験ができ、手軽に湯吞みや茶碗を作ることができます。(有料)
平屋の館内は通路も広く、床面も滑らかなので車いすでも問題なく移動でき、各所にベンチが置かれていてお年寄りや歩行が困難な方でも休みながらゆっくり見て回ることができます。
展示室は4部屋あり、常時展示から企画展など部屋ごとに分かれていて、どの展示室も車いすでも見やすいように展示されています。
訪問時には、若い世代の作家よる「美濃陶芸の明日展」や、戦時中に使用されていた陶器の湯たんぽやアイロン、手榴弾などの「代用品と統制品」が開催されていました。
ミュージアムの建物は、趣のある和風建築で、中庭を囲むように展示室があり、ガラス張りでテーブルと椅子が置かれた明るい四方の通路からは、中庭の植栽やオブジェを眺めて休憩できます。
陶都創造館
多治見市の中心部の本町オリベストリートにある複合施設です。
3階には、近代陶器の展示ギャラリーや博物館「多治見商人物語」、絵付け体験コーナー、1階にはカフェや陶磁器ショップ、多治見市PRセンター(観光案内所)があります。
3階ギャラリーでは、地元の作家作品だけでなく、全国の作家作品を紹介する企画展を行っており、期間ごとに作品は入れ替わるそうです。
車いすでも観覧しやすいよう展示に工夫をされているとのことでした。
博物館では、多治見陶器商人の歴史を知る写真パネルや資料、当時取り扱っていた陶器類などが展示されています。
体験スペースでは、焼き物の絵付け体験ができ、焼き上がり完成品は送ってもらうことも可能です。(有料)
1階の「多治見市PRセンター」では多治見市や周辺の観光案内をしています。
本町オリベストリート周辺のショップや飲食店などの情報発信、街歩きマップや観光パンフレット配布、地元の特産品やうながっぱグッズなども販売されています。
調査の日はあいにくの雨のため、かつて陶器問屋街だった町並み「本町オリベストリート」を回ることができませんでしたが、陶都創造館には車イスマークのトイレやカフェもあるので、多治見市PRセンターで情報を収集して散策すると良いでしょう。
ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。