GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 岐阜1
平成30年2月28日
を調査させていただきました。
鏡島弘法 (瑞甲山 乙津寺)
岐阜市鏡島にある瑞甲山 乙津寺に行ってきました。
乙津寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、通称「鏡島弘法」と呼ばれ親しまれています。
弘法大師の縁日(毎月21日)には、広い境内のあちこちに露店が立ち並び沢山の人で賑わっているそうです。
また境内の中の通路は、段差の無い石道に改修整備され、車いす使用者でも境内の隅々まで見て回れました。
参道へのスロープを上がった右側に、大きな楠木があります。これは御神木で、岐阜市指定保存樹になっています。
また寺院の奥に行くと、涅槃仏が横たわった「涅槃の霊廟」と呼ばれる、参拝者の安穏やお寺に永代供養を託す共同のお墓がありました。
そして大師堂の裏手には、ミニ四国八十八ヶ所霊場が造られ沢山の石仏が立ち並んでいました。
鏡島弘法は梅の名所でもあります。境内には、弘法大師空海が杖を地面に刺したところ、その杖が梅となったと伝えられている「弘法の梅」もありました。
寺院や神社の多くは、参道に階段があったり砂利が敷き詰められたりと、車いすでは本堂の拝殿まで行くのが困難なことが多いのですが、鏡島弘法に行ってみて車いすでも問題が無いことが分かりました。
これから徐々に温かくなっていくので皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。
伊奈波神社
岐阜市伊奈波通りにある伊奈波神社に行ってきました。
最近は、日本全国にあるパワースポットの一つとしても紹介されています。
伊奈波神社の参道から、入口の大鳥居手前にある矢印の標識に従って進むと、坂の上に平日利用できる無料駐車場(約30台)があります。
坂の上の無料駐車場から、伊奈波神社参集殿前の参拝場所までは、勾配のきつい下りと上りの坂があるため(約7.2度)、車いすの場合は付添いがないと危険です。
参集殿前の参道には、賽銭箱が置かれた参拝場所が設けてあります。この先は階段だけのため、車いすの場合はここで参拝するのが良いでしょう。
参集殿の横には社務所があり、正面には階段がありますが、スロープも設置されているので、車いすでも神符やお守りを授かる事が出来ます。
参集殿の総合受付参集殿(鉄筋2階建)は、入口は間口の広い自動扉で建物内も広く、ご祈祷を受け付ける総合案内、飲料水の自動販売機、車いすマークのトイレなどがありました。
伊奈波神社は、山の斜面に建っている立地のため階段があり、車いすで一番奥の神社本殿・拝殿まで行くのは困難ですが、すぐ手前の参集殿前の参道までは階段はなく、賽銭箱が置かれた参拝場所が設けてあるので、車いすの場合は、そこで賽銭を投じてお参りする事が出来るよう配慮されていました。
ホテルグランヴェール岐山
岐阜市の繁華街、柳ヶ瀬にあり、JR岐阜駅からのアクセスも良いホテルです。
ホテルの駐車場は地下にあり、車いすマークの駐車場は1台分あります。
また駐車場や各階は、3基のエレベーターで繋がっています。
1階ロビーは開放的な広い空間でした。
ホテルでは結婚式が行われ、利用人数に応じた各種会議室や宴会場もあり、1階レストランではランチバイキングもやっています。
フロントには外国から来たスタッフもおり、日本語はもちろん、英語、中国語、韓国語などにも対応してくれます。
間口が広く、客室の広いバリアフリールーム(ツインルーム)があります。
客室に入ってすぐの左側に浴室・トイレ・洗面台のある段差のない広いスペースがありました。
車いすが中で回転出来る広さがあり、とてもやすい易い構造になっていました。
ベッド周りも広く、車いすでも自由に移動出来ます。
ベッドの高さも車いすの座面に合わせ45cmになっていました。
ホテルグランヴェール岐山には、夜景を楽しみながらディナーが出来る展望レストランや、ランチバイキングを提供するレストラン、そして夏には庭園ビアガーデンもある魅力的なホテルです。
車いすでのアクセスにも配慮されていて、宿泊だけでなく結婚式や宴会、研修などにも使いやすいホテルです。
今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。