バリアフリー現地調査2018 神戸・大垣


GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 大垣

平成30年10月26日

日比野五鳳記念美術館

金生山化石館

大垣市歴史民俗資料館

を調査させていただきました。

日比野五鳳記念美術館

安八郡神戸町にある、神戸町出身の書家 「日比野五鳳(ひびのごほう)」の、記念美術館(個人美術館)に行ってきました。
主に、春季展(4月下旬~5月下旬)と秋季展(11月上旬~下旬)の日比野五鳳の作品展の期間を中心に開館しています。

日比野五鳳記念美術館の全景
正面入口は、東側道路に面しています

駐車場は、施設の裏側にあたる北側と西側にあり、中央公民館・町民体育館と共用となっています。

車いすマークの駐車場
車いすマークの駐車場(2台)は、体育館の東側にあります
北側駐車場へ
車いすマークの駐車場から美術館への通路は、スロープやグレーチングがあります
五鳳記念美術館 西側駐車場へ
北側から西側の駐車場への通路の斜面
美術館入口への通路
駐車場から正面入口へは、白塀に沿って通路があります
正面出入口のスロープ
正面入口のスロープ

正面入口は、階段が5段ありますが、横にL字のスロープがあります。
少し急なスロープのため注意が必要です。

第1展示室前のロビー
第1展示室前の中庭に面したロビー
全面ガラス窓越しに見る庭
ガラス越しに見る庭は落ち着いた雰囲気です
作品展示ケース
ロビーの作品展示ケースは車いすでも見やすくなっています
第1展示室
第1展示室、ガラス張りの作品展示
車いすマークのトイレへ
館内に車いすマークのトイレはありませんが、中央公民館1階のトイレが利用できます
中央公民館の出入口
中央公民館の入口自動扉
車いすマークのトイレ
中央公民館にある車いすマークのトイレは、オストメイトの設備もある多目的トイレです

金生山化石館

日比野五鳳記念美術館から移動し、大垣市赤坂町にある「金生山化石館」に行ってきました。

金生山の赤坂石灰岩から産出する化石の研究に生涯を捧げた古生物学者「熊野 敏夫」の業績を紹介し、採取された化石標本の展示・保存を目的として設立された施設です。

「こくぞう」の大きな看板
化石館への経路は、「こくぞう」の大きな看板を左折して登って行きます
駐車場からの展望
駐車場からは、南に濃尾平野が一望できます
金生山化石館の建物
駐車道から道路を挟んで反対側に建物があります

2階の玄関出入口に通じる通路は、石畳が続き、途中から中央がスロープの階段になっています。
車いすは、迂回路を利用して化石館の1階から入ります。

石畳
【順路1】大きな石が並べられた石畳の片方に手すりがつけてあります
中央がスロープの階段
【順路2】階段は踏み面も広く、中央のスロープも傾斜が緩くなっています
2階玄関入口
【順路3】2階玄関入口です
砂利道
【迂回路1】入り口に少し段差があり、砂利が敷かれています
出入口前の段差
【迂回路2】出入口前はコンクリート敷になっていますが少し段差があります
1階展示室に通じる出入口
【迂回路3】1階展示室に通じる入口です
ガラスショーケースの中の化石や鉱石
化石館の職員さんがショーケースの中の化石や鉱石について分かり易い説明をしてくれました
ポスター展示
ポスター展示も分かり易く整理されています
アンモナイトの化石
図鑑などで目にするアンモナイトの化石
貝、植物、象の歯の化石
二枚貝や巻貝、植物、象の歯の化石
手すり付きのらせん階段
2階展示室へのらせん階段
ウミユリの化石
2階展示室に、約2億5000万年前の地層から見つかったウミユリ(ヒトデやウニの仲間)の化石があります
オオシャコガイの化石
2階展示室入口に、あるオオシャコガイの化石

金生山から出土された鉱石や化石の実物を見ることができ、金生山について深く学べる場所でした。
また、山の上にあるので駐車場から眼下に濃尾平野を眺望出来ます。

大垣市歴史民俗資料館

金生山化石館から移動し、大垣市青野町、美濃国分寺跡地に隣接する大垣市歴史民俗資料館に行ってきました。

現地調査当日は、企画展「発掘50年 写真でふりかえる美濃国分寺跡発掘調査」が催され、2階の学習室ではパネル写真が展示されていました。

大垣市歴史民族資料館の全景
大垣市歴史民族資料館の全景

1968年から行われた美濃国分寺跡の発掘調査、環境整備事業で得られた出土品や資料の展示しているほか、大垣市の民俗資料の展示、研究の施設として、1982年10月5日に開館しました。

史跡美濃国分寺跡
隣接する史跡美濃国分寺跡

美濃国分寺域は東西230メートル・南北250メートルで、築地塀で区画されていました。

車いすマークのトイレ
駐車場の東側にある車いすマークのトイレ
鉄製のスロープ
資料館入口の段差にはスロープがあります
玄関出入口
玄関は開き戸、脇にインターホンがあります
総合受付
入口に総合受付があります。障害者手帳提示で減免(本人と介助者1名無料)が受けられます
点字パンフレット
受付に点字パンフレットもあります
パネル展示
玄関左の壁に沿って、国分寺・国分尼寺についての歴史年表などがパネル展示されています
第1常設展示室
第1常設展示室には、当時の美濃国分寺イメージ再現模型と現在の美濃国分寺跡の比較写真や、発掘調査での出土品が数々展示されています

美濃国分寺は、主要伽藍として、南門・中門・金堂・講堂・僧房(推定)が南から一直線に配置されていたと発掘調査から推測されます。

美濃国分寺の鬼瓦
出土した「鬼瓦」の一部
弥生式土器
周辺の遺跡から出土した弥生式土器
農耕道具や生活道具など
第2常設展示室には、この地域で使われた農耕道具や生活道具などの民俗資料が展示されています
体験コーナー
「古墳消しゴム・鬼瓦消しゴム」が手作りできる体験コーナー

常設展示は、美濃国分寺跡の発掘調査での出土品の展示やパネル展示など興味深く歴史が学べる場所です。
車いすも駐車場から問題なく行けます。

取材への協力、有難うございました。

今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。