バリアフリー現地調査2017 虎渓山 永保寺


GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 虎渓山 永保寺

平成29年9月14日

虎渓山 永保寺

を調査させていただきました。

多治見市にある「虎渓山 永保寺」は鎌倉時代に開創された禅寺です。
鎌倉末期に建てられた「観音堂」と「開山堂」は国宝に指定、池泉回遊式庭園も国の名勝に指定されていて貴重な文化財を見ることが出来ます。
本堂と庫裏は火災で全焼したため、2007年に庫裏・2011年に本堂が再建されました。
現在は、国宝観音堂内や境内を使った「禅式結婚式」も行っているそうです。
永保寺は修行道場(僧堂)であり調査した日は、4名の方が修行されているとのことでした。
大駐車場から永保寺までの距離は300mくらいあり、途中、踏切や坂道を通りますので、車いすの場合は介助があったほうが安全です。
大駐車場には売店とトイレ(車いすマークトイレ)もあります。

道を挟んで2箇所大駐車場があります。

今回は、車いす使用ということでお願いをして、寺務所近くに駐車をさせていただきました。
車いす使用や歩行が困難な方は、事前に電話等で相談すると良いでしょう。

寺務所近くの門から入りました。お寺ということもあり砂利道になっています。

門から70mくらい進むと本堂が見えてきます。

砂利道ですが、中央の石畳の部分を通ると移動しやすいです。

夢窓国師による庭園で、この国師の作の庭園は各地にあり京都の西芳寺、鎌倉の瑞泉寺、山梨県塩山市の恵林寺などがあるそうです。

本堂前の庭園内は移動しやすいです。
庭園の池の近くまで車いすで行けます。

永保寺は修行道場(僧堂)で、観光のための施設ではないものの、庭園や国宝「観音堂」など見事な景観を望めるところでした。

Googleストリートビューで、美しい庭園を見ることが出来ます。

境内は砂利でしたが車いすのキャスターが埋まるほど深くなく、比較的スムーズに移動もできて、無事に調査を終えることが出来ました。
ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。