GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 恵那岩村・日本大正村
平成29年9月12日
を調査させていただきました。
岩村歴史資料館
岩村歴史資料館は「女城主」でも有名な「岩村城」の岩村藩藩主邸跡にあります。
岩村城跡へ向かって行くと、太鼓櫓や正門が見え、そこを過ぎたとこを右に入ると岩村歴史資料館があります。
岩村城は、奈良県の高取城、岡山県の備中松山城とあわせた「日本三大山城」の一つで、平成27年9月19日には、この「岩村城跡と岩村城下町」と、「苗木城跡」(中津川市)、「美濃金山城跡」(可児市)の東美濃の山城3地域を「ひがしみのの山城」として、全国に誇る観光資源「岐阜の宝もの」に認定されました。
岩村歴史資料館のある藩主邸跡は山の麓になります。
資料館までの道のりは、急勾配の坂道で、車いすでは登るのが厳しそうでしたので、今回は車で行きました。
藩主邸があった場所は現在駐車場になっており、ここからはかつての城下町であった街並みを見下ろすことが出来ます。
資料館に入ったすぐの右手に、岩村城跡の模型があり岩村城跡の全体が分かります。
資料館から岩村城本丸までは、徒歩約20分はかかるそうです。
資料館には岩村の歴史を語る歴史資料や文化財などの貴重品が展示されています。
岩村本通り
資料館を出る頃には雨も上がり一路、岩村本通りへ。
岩村本通りは、女城主ゆかりの城下町で全長1.3kmの古い町並みです。
江戸時代の面影を残す商家や旧家、明治や大正の建物も残っています。
岩村町は、平成16年10月に恵那市と合併し、恵那市岩村町となりました。
「木村邸」は江戸時代に栄えた問屋で町家の様相を残しています。
車いすでは中には入れませんでしたが、入口から中をのぞくと、古い町家ということもあり、奥までよく見えて当時の生活が窺えました。
「土佐屋」は染物業を営んでいた商家で、現在は「工芸の館土佐屋」として当時の染物の工程を学ぶことができる染工場になっており、当時の道具などを展示しています。
日本大正村
日本大正村は、古い建造物、街道、家並みが点在しており町全体が大正の博物館のような感じです。
古い建造物では大正村役場、大正村資料館などが整備され、大正時代の風情に触れることができます。
大正村の中心にある「浪漫亭」はリニューアルされ、1階はカフェ・お土産、当時の衣装をレンタルしてお楽しめるコーナーもあります。
2階はレストランで車いすでも利用しやすいテーブル席もありました。
リニューアルされた浪漫亭はトイレも新しくなって、多目的トイレの扉が全開になる作りになっていました。
ロマン館・資料館・時代館の3館は有料施設(3館共通入場料)です。
大正村資料館は木造百畳敷4階建で、貴重な手動エレベーター付きの恵那市文化財に指定されている建築物です。
車いすで中に入ることは難しいですが、外観からも当時の大正文化を感じることができます。
今回は、岩村歴史資料館、岩村本通りの町並みと日本大正村を散策しましたが、資料館を見て、城下町を散策してみると、当時の町の雰囲気も感じることが出来ました。また、日本大正村では歴史的な建造物に触れられる他にも、食べ物、買い物など魅力があるところでした。
調査が始まる時に降っていた雨もやがて止んで、濡れること無く無事調査を終えることが出来ました。
ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。