バリアフリー現地調査2017 オアシスパーク BBQキャンバス

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 オアシスパーク BBQキャンバス

平成29年10月14日

オアシスパーク BBQキャンバス

で、地元の障がい者団体の行事でバーベキューを行うということで、取材させていただきました。

河川環境楽園オアシスパークは、東名高速道路の一宮JCT(愛知県)から小矢部砺波JCT(富山県)を結ぶ、東海北陸自動車道の川島PA(岐阜県各務原市)に隣接し、一般道からも高速道からも入れる屋外型レジャー施設です。

水辺と緑が豊富なパーク内には、アクア・トトぎふ(世界淡水魚園水族館)やオアシスホイール(大観覧車)のほか、子供向け遊具、芝生広場、飲食店、ショップもあり、家族連れ、友人、カップルなど誰でも楽しめる施設です。

オアシスパークBBQ CANVASでは、道具や食材の準備は不要で、グループに合ったコースから選ぶことが出来て、昼でも夜(冬季は昼のみ)でも、手ぶらで気軽に本格的なバーベキューが楽しめるようになっています。

今回は、ウッドデッキの「パークテラス」で、ベーシックBBQプラン(牛ステーキ、豚肉、ソーセージ、野菜、焼きマシュマロ)を利用しました。

コンロだけでなく、手袋、炭、まな板、ハサミ、トングなどの調理器具や食器、調味料やソースも準備され、調理の手順も、説明書に写真付きで掲載されているので、火おこしから肉の下準備なども簡単です。

ウッドデッキには、木製のスロープ(常設)もあり車いすでも安全にデッキに上がることが出来ます。利用した日には、仮設のスロープも架けてもらい、移動はとてもスムーズでした。
デッキ上は広くタープで日よけがされていて、テーブルも大きく車いすで利用しやすい高さで快適に過ごせます。すぐそばに、車いすマークのトイレもあるので安心です。

いわゆる「焼肉」ではなく、網で焼く「ステーキ」というようなアメリカンスタイルのバーベキューで、10時~16時までの6時間制なので、ゆっくりとおしゃべりしたり、パーク内を散策したりしながらゆったり過ごすことが出来ます。

飲み物やお菓子、食材の持ち込みもOKなので、メンバーや趣向に合わせて色々とアレンジも可能です。

バーベキューコンロ コンパクトでテーブルもついていて車いすでも側まで近寄れます
調味料を使ってステーキ用肉を仕込んでいます(手順も説明書に記載されています)
肉を焼きはじめました。うちわを使って火力を上げていきます
おしゃべりも弾んで、ゆっくりとBBQを堪能しています
シメは「焼きマシュマロ」です。焦らずにコゲ目をつけるまでじっくりと焼きます
仮設スロープを架けてもらいました

 

駐車場方面から園内へ入ったところに大観覧車とアクア・トトぎふ

 

天気もよく、楽しいBBQとなりました。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2017 下呂温泉

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 下呂温泉

平成29年10月17日

水明館

下呂温泉合掌村

を調査させていただきました。

水明館

水明館は、飛騨川の畔に建つ老舗旅館です。
大型の旅館で、臨川閣・飛泉閣・山水閣の3つの建物と青嵐荘からなり、館内には温泉プールやジム、エステ、各種レストラン、バーのほか能舞台や画廊などもあり、宿泊や温泉以外の施設も充実しています。

下呂駅から徒歩3分でアクセスもよく、館内は庭園、能舞台や茶室など和の佇まいでゆったりとした時間を過ごせます。

日本庭園では、四季折々の景観を楽しめます。

客室は、4つの建物あわせて263室、和室のほか、和洋室、洋室など色々なタイプの部屋があり、利用しやすい部屋を選ぶことが出来ます。
車いすの場合、山水閣や飛泉閣の洋室はベッドがあり利用しやすくなっています。

山水閣2階の洋室、室内は広く、段差がありません。
バス・トイレも広く、部屋によって少し段差がありますが、サポートしてもらうか簡易スロープを使用して車いすでも利用できます。

館内の移動については、建物の連結部分に高低差があるため、数段の階段がありますが、付近にスロープが設けてあり、車いすでも安心です。

山水閣入口の階段、横のスロープには手すりが設けられており安全に通行できます。

ビュッフェスタイルの朝食会場には、「配膳カート」が準備されていました。
トレイを両手に持って料理を取りに行くビュッフェですが、このカートを使えば杖をついていたり、車いすを使っていても、自分で料理を選ぶ事が出来て、朝食も楽しみな時間になりそうです。

軽く、車いすでも使用しやすいカート。

下呂温泉合掌村

下呂温泉合掌村は、使わなくなった合掌造りの民家を移築し、集落を再現した野外博物館です。

竹原文楽記念館(旧遠山家)、人形が展示されています。 入口には段差がなく、車いすでも中に入れます。

「合掌の里」と「歳時記の森」の2つのゾーンからなり、「合掌の里」では、合掌造りや古民家を利用した民俗資料館や、体験工房があり「陶器の絵付」「陶芸体験」などができます。
合掌造りの古民家のほか、神社や池、植栽や庭園も集落をイメージしており、当時の里山の雰囲気を感じることが出来ます。

また、休憩所や授乳室、多目的トイもあり、通路も舗装されていますので車いすやベビーカー、杖を使っている方にも利用しやすくなっています。

駐車場は、200台(無料)、車いすマークの駐車場は受付横にあり村内へ段差なく入ることが出来ます。(一般駐車場は坂をおりた所にあります)
下呂駅の濃飛バスセンターから、合掌村線で約6分、「合掌村」下車。

入口の受付、こちらも旧家を移築された建物を使用しています。
合掌の里の円空館方面だけは傾斜のキツイ坂道があります。 車いす(手動)の場合はサポートがあったほうが安全です。
旧大戸家住宅(国の重要有形民俗文化財)前の撮影ポイント。 記念に撮影させていただきました。

前日までの雨もあがり、秋晴れの中、無事調査を終えることが出来ました。
ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

 

バリアフリー現地調査2017 関ヶ原

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 関ヶ原

平成29年10月13日

関ヶ原歴史民族資料館

伊吹山ドライブウェイ

を調査させていただきました。

関ヶ原歴史民族資料館

関ヶ原歴史民族資料館の車いす用入口

「関ヶ原」は、誰もが知っているように、1600年に石田三成率いる西軍と徳川家康率いる東軍が、天下分け目の戦い「関ヶ原の戦い」が繰り広げられた地です。
この合戦について興味深く学べる「関ヶ原歴史民族資料館」にお邪魔しました。

甲冑(レプリカ)や絵図、そして古文書など

資料館1階の常設展示場に入ると、関ヶ原合戦図屏風をはじめ、関ヶ原の戦いで使われた武具(甲冑、大筒・火縄銃、ほら貝、陣跡からの出土品)等が展示されています。

「関ケ原の戦い」の大型ジオラマ

なかでも、合戦時の東西両軍の陣形と戦の流れを電光で示した大型ジオラマは、臨場感あふれる解説(英語、韓国語対応)があり必見です。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは、武将家紋入りぐい飲み・湯飲み・竹携帯ストラップ・超ミニ軍旗・家紋写し金蒔絵シール等々、参戦武将にちなんだオリジナルグッズ、合戦に関する最新版歴史雑誌も豊富に揃えてあります。

また、今年の8月には、関ヶ原の戦いを描いた、映画「関ヶ原」が公開されました。
資料館の観覧とともに、この映画もあわせて鑑賞すると、より深く歴史を知ることとができて良いと思います。

伊吹山ドライブウェイ

関ヶ原歴史民族資料館の後、雨模様のどんより曇った中、すぐ近くにある伊吹山ドライブウェイで伊吹山の山頂に向かいました。
あいにくの天気で「霧が降りて何も見えないだろう」と思っていたのですが、道を進め標高が高くなるに連れ霧が晴れて、紅葉した山肌が見えてきました。

山頂駐車場から見えた雲海

山頂駐車場に着くと、目の前には雲上に北陸の山々が見え、とても幻想的な風景が広がっていました。

紅葉した伊吹山山頂

駐車場から見上げると、山頂が見えました。ちょうど紅葉が見頃を迎えていました。

スカイテラスからの絶景

山頂へ行く登山道は階段もあるため車いすでは困難ですが、駐車場の展望台やスカイテラスからも眺めを楽しむことが出来ます。

スカイテラスのフードコーナー

スカイテラスには、フードコーナーがあり、そば発祥の地と言われる伊吹山の伊吹そばを食べることができます。

ドライブウェイは11月の最終日曜日で閉鎖となります。
ちょうど紅葉の見頃を迎えていますので、自然のなか、のんびり気分転換するのも良いと思います。

今回の調査で、関ヶ原には歴史にまつわるさまざまな観光地がある事もわかりました。
陽気の良いこの時期に、ここ関ヶ原を訪れてみてはと思います。特に歴史好きの方にはオススメです。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2017 池田温泉

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 池田温泉

平成29年10月9日

池田温泉 新館

を調査させていただきました。

岐阜県の西部の揖斐郡池田町にある「池田山」は、伊吹山地の山の一つで、ハンググライダー、パラグライダーなどが盛んです。
山麓には、日本さくらの会の名所100選の一つ「霞間ヶ渓」や、紅葉が美しい「大津谷公園」もあります。

池田温泉 新館

池田温泉 新館

池田山の麓にある池田温泉は、「アルカリ性単純温泉」で、肌にやさしく「つるつる」、「すべすべ」が特徴で、平成7年に掘削され翌年から日帰り温泉として営業し、平成15年からは、新館がオープンして連日多くの人で賑わっています。

ふくしの湯

新館にある「ふくしの湯」は、貸切風呂で車いすのまま脱衣所まで行くことが出来、専用の車いすに乗り換えて、リフトにより車いすのまま温泉に入ることが出来ます。

ふくしの湯、車いすのまま温泉に入るためのリフト

脱衣所にはトイレも有り、シャワーチェアもあるので、安心して温泉を楽しむことが出来ます。

湯の華

新館2階には、御食事処「湯の華」があります。
定食、丼、麺類、洋食、惣菜など幅広い料理やお酒も提供しており、3階には宴会場や宿泊施設も備えています。

御食事処 湯の華、座敷の他にテーブル席も沢山あり車いすでも利用しやすくなっています

 

客室には、バリアフリールームが1室あり、広い室内と車いすで利用できるトイレもあります。

バリアフリールーム、写真はトリプル使用になっていますが、車いすでの利用の場合はアレンジしていただけるそうです

近くには「道の駅 池田温泉」もあり、温泉や地元の名産品、池田山の景色を満喫できそうです。

祝日で忙しい中、調査にご協力いただきましてありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行い順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2017 大垣市内

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 大垣市内

平成29年10月6日

オカサンホテル

大垣城

墨俣一夜城(大垣市墨俣歴史資料館)

を調査させていただきました。

大垣市は、岐阜県の南西部にあり中山道赤坂宿」や「美濃国分寺」などの史跡のほか、松尾芭蕉の奥の細道の結びの地としても有名です。
最近は、映画にもなった大今良時の漫画「聲の形」の舞台にもなりました。

オカサンホテル

市の中心部、大垣駅から車で5分くらいのところにあるビジネスホテルです。

大きな通りに面しており、わかりやすいです

駅からも近く、すぐそばにはバス停もありアクセスしやすいホテルで、2階のバリアフリー対応客室は、段差なく、車いすで利用できるバス・トイレも備え、ベッドサイドまで車いすで行けるようになっています。

ツインルーム、車いすでも利用しやすく、とてもきれいな部屋でした。

1階の喫茶・レストラン「へれんけらあ」では、朝食(バイキング・モーニング)やランチ(予約制)を提供しています。
手作りのヘルシーなランチは品数も多く、ボリューム満点でした。

こんな感じでした、お腹いっぱいになりました

「へれんけらあ」は、知的障がい者の就労を支援しています。
料理のプロや主婦が「日替わりシェフ」となって、障がい者のある方と一緒に活躍しています。

大垣城

オカサンホテルから西の方へ1kmほど徒歩で移動し、大垣城にやってきました。
関ヶ原の合戦」で、「石田三成」率いる西軍側の拠点になった城です。

大垣城を背に立つ大垣藩主 戸田氏鉄公騎馬像
戦国武将の甲冑

城内は、資料館になっており、関ヶ原の戦いで使用された武具や、書状などの貴重な資料が展示されています。

城内へ入るには階段を上がらなければならないため、車いすでの入館は困難ですが、周辺一帯は大垣公園となっており、春には200本の桜が城の景観とマッチし花見のスポットとなっています、また夜はライトアップされた城を見ることが出来ます。
公園内には、車いすで利用できるトイレも設置されており安心です。

墨俣一夜城(大垣市墨俣歴史資料館)

大垣城からバスで市東部にある墨俣一夜城へ移動しました。
永禄9年(1566年)、木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が織田信長の命令で、旧安八郡墨俣町(2006年に大垣市に合併)に砦城「墨俣城」を築城しました。
わずかな期間で築城されたため、墨俣城は「一夜城」と呼ばれています。
墨俣一夜城は、墨俣城の跡地に建てられた城郭天守の様式の歴史資料館です。

太閤出世橋の上から観る墨俣一夜城

館内には墨俣城や豊臣秀吉に関する資料が展示されています。

館内の様子

館内へ行くには階段を上がらなければならないため車いすでの入館は困難ですが、長良川に沿って流れるさい川の畔にある資料館周辺は公園として整備されており、川や遠くの山など眺めもよく散策には最適です。
周辺は桜が植えられ、春には花見客で賑わい桜まつりも行われます。そばに架かる太閤出世橋や、さい川橋の上から見る桜並木は見事です。
また、墨俣城の近くには、江戸時代の街道「美濃路」の墨俣宿脇本陣跡や、寺町と呼ばれる古い寺院が建ち文化財や寺宝も多く残され、歴史を感じることが出来ます。

 

当日は雨で、カッパを着ての車いすでの屋外の移動は大変でしたが、無事に調査を終えることができました。

車いすで利用しやすい客室を備え、ヘルシーな手作りランチが食べられるレストランがあるオカサンホテル、また大垣城や墨俣城など有名な武将が居た史跡など、近くに住んでいても行く機会がなかった施設を実際に訪れてみて、地元の良さが再確認できました。

ご協力、ありがとうございました。

調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。