【開催報告】 2/10 ユニバーサルツーリズム普及啓発セミナー

「逃げるバリアフリー」~災害時の要援護者への緊急対応~

セミナーの様子

2月10日、下呂市民会館にて「岐阜県ユニバーサルツーリズム普及啓発セミナー」を開催しました。
会場・オンラインあわせて多くの皆さまにご参加いただきました。

今回のテーマは「逃げるバリアフリー」。
講師のNPO法人 バリアフリーネットワーク会議 代表 親川修さんからの、「ユニバーサルツーリズムは“来ていただくための配慮”だけでなく、“無事に帰っていただくための備え”まで含めて考えることが大切です」との言葉から始まった第1部の講演では、災害時に高齢者や障害のある方をどのように避難誘導するか、平時からどのような準備ができるかについて、具体例を交えながら分かりやすくご講義いただきました。

  • 観光客は土地勘がなく、災害時にどこへ逃げればよいか判断が困難
  • 障がいのある方にとって、避難経路の物理的な障壁だけでなく、情報のバリアを解消することが必要
  • 緊急時のコミュニケーションの取り方、車いすの階段避難の補助方法など、実践的なスキル
  • 「誰一人取り残さない」避難のための、地域住民と事業者の連携の必要性

現場ですぐに役立つ実践的な内容に、参加者の皆さまも真剣に耳を傾けておられました。

講師


第2部のグループワークでは、宿泊施設、観光施設のグループに分かれ、実際に災害が起きた「場所」「時間」「状況」と避難する要援護者を具体的に想定しながら検討を行いました。

話し合いのキーワードは、「できない」ではなく「どうすればできるか」。
第1部の講演での学びや、地域のハザードマップ、「逃げるバリアフリーマニュアル」を活用し、現状の課題を洗い出すとともに、備品の配置、声掛け、避難経路を再確認など、すぐに取り組める工夫を前向きに議論しました。
最後には、自施設や地域で「明日から取り組むこと」を発表。どのグループからも、具体的で実行力のあるアイデアが共有されました。


ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。