GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2020 現地調査 本巣・岐阜
令和2年1月21日
を調査させていただきました。
つみつみいちごファーム
岐阜市内から国道157号線(本巣縦貫道)を北上し、本巣市内で県道78号線を西進、樽見鉄道の本巣駅踏切を越え100メートルほど進むとビニールハウスが見えてきます。
ここ「つみつみいちごファーム」は、岐阜県のブランドいちご「濃姫(のうひめ)」を栽培しており、いちご狩りができる農園です。
ハウス内は、シートが敷かれ高設ベンチ栽培となっており、車いすやベビーカーも快適に楽しめます。
いちご狩り開園期間は12月中〜6月上旬(月曜日は定休日)で予約制となっています。
100台収容できる大駐車場があり、車いすマークの駐車場も3台分あります。
前の道路から出入口までは、緩やかな傾斜があり鉄板が敷かれています。
右側のハウスに行くと、受付と加工品販売所があり、いちごのヨーグルト、りんごのヨーグルト、富有柿のヨーグルトなどが販売されています。
ハウスの右側に3列、車いすでいちご狩りのできるレーンがあります。
レーン幅は広く、いちごのなっている高さも丁度良く、車いすでも快適にいちご狩りができます。
ハウスを出たところに、車いすマークのトイレもあり、オムツ交換用のベッドもあります。
地域の食材を使った食事や濃姫いちごのスイーツを提供している「つみつみカフェ」も併設されています。
カフェの店内は明るく、濃姫いちごやミニトマト、富有柿のジャムなど加工食品が販売してあります。
正法寺 岐阜大仏
岐阜市の長良川鵜飼が行われるエリア、岐阜城のある金華山の麓、岐阜公園のすぐ近くに「岐阜大仏」で有名な正法寺があります。
岐阜大仏は、日本三大仏のひとつに数えられ、竹の骨組みと粘土、お経を書いた和紙からできており乾漆仏としては日本最大となっています。
正法寺は黄檗宗で宇治万福寺の末寺にあたり、この大仏殿からも中国の様式が感じられます。
チケット売り場のある大仏殿入口には、10cm、9cm、30cmの階段があります。今回は、車いすでの拝観ということで住職にご協力いただき、持参したスロープで大仏殿へ入館しました。
この大仏は、大イチョウを直柱として、骨格は木材で組み外部は良質の竹材と粘土で造られ、その上を一切経、阿弥陀経、法華経、観音経などで糊張りし、漆を塗り金箔を置いたもので、胎内には薬師如来がまつられています。
荘厳な大仏はやさしい表情をしており、静寂な大仏殿は癒しの空間となっていました。
岐阜大仏の正法寺を後にして、すぐそばの岐阜公園内にある、岐阜市歴史博物館まで足を伸ばし、2階に開設されている、現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の「岐阜 大河ドラマ館」を見学しました。
岐阜県は主人公の明智光秀の生誕地とされ、ゆかりの地も多いことから、県内には岐阜市、可児市、恵那市の3つの大河ドラマ館があります。
大宮町駐車場から岐阜市歴史博物館までの岐阜公園内の通路には、の両側に「明智光秀ゆかりの地」と書かれたのぼりが立ち並んでいました。
博物館の玄関前には、特設のお土産物コーナー、お食事コーナーが作られています。
博物館の2階に大河ドラマ館がありました。
主人公である明智光秀や、光秀が仕え岐阜市にゆかりの深い斎藤道三や織田信長にもスポットを当て、体験シアター、衣装や小道具など、大河ドラマに関する展示を見ると本編のドラマを見るのも楽しみになります。
調査へのご協力有難うございました。
今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。