バリアフリー現地調査2017 ぎふ長良川鵜飼


GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 ぎふ長良川鵜飼

平成29年8月26日

ぎふ長良川鵜飼

を体験してきました。

清流「長良川」で行われる鵜飼は、1300年前から続いており、国の重要民俗文化財にも指定されています。

岐阜県では、岐阜市の長良川で行われる「ぎふ長良川鵜飼」と、長良川上流の関市で行われる「小瀬鵜飼」の二つがあります。

  • 鵜飼[うかい]は、鵜匠[うしょう]が、鳥の「鵜[う]」をあやつり、鮎を捕える漁法です。清流長良川の鮎は世界農業遺産に登録されています。

長良川の鵜飼では「御料鵜飼」が行われ、捕れたは、全国各地で行われている鵜飼の中でも唯一皇室に献上され、鵜匠(ぎふ長良川鵜飼では6名、小瀬鵜飼では3名のみの世襲制)は「宮内庁式部職」となっています。

岐阜市の長良川で行われる、長良川鵜飼では、観覧船の一部が車いすでも乗船できるバリアフリー船となっており、観覧船に乗船するための「船着き場」までの経路も、道路から階段なしで行けるよう整備されているため、車いすでも快適に鵜飼を観覧することが出来ます。

車いすで観覧できるバリアフリー船

岐阜駅から4kmほどの金華山の麓にある長良川河畔の長良橋のすぐ脇に、鵜飼観覧船のりばがあります。

当日は、晴天に恵まれ日中は真夏日でしたが、夕方からは川面に涼しい風が吹き快適に過ごすことが出来ました。

出発時は、夕焼けと川面に映る夕日と、紫色の空のグラデーションがとてもきれいでした。

川面に映る夕焼け

 

長良川と金華山と岐阜城

陽が落ちると花火の号令とともに鵜飼が始まり上流から暗闇の中、赤々と燃える篝火を川面に映しながら鵜飼い船が下ってきます。
金華山を背景にした幻想的な雰囲気の中、伝統装束に身を包んだ鵜匠が手綱で鵜を操りながら鮎を獲っている様子を間近で見ていると昔にタイムスリップして行き、信長や家康や芭蕉と同じ風景を見るロマンを感じます。

間近で見る伝統漁法「鵜飼」

当日の体験記は、後日このブログにも掲載したいと思います。

鵜飼は、5月から10月まで、増水時と中秋の名月の日を除き、毎日行われています。

8月の土曜日という忙しい日にもかかわらず、調査にご協力いただき、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。