バリアフリー現地調査2023 中津川 恵那

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2023 現地調査 中津川 恵那

令和5年12月5日

お宿 Onn中津川
恵那峡ビジターセンター

を調査させていただきました。

お宿 Onn中津川

2022年オープンした「お宿Onn中津川」宿泊施設で木を至る所に使用しているのが特徴的です。

施設に隣接した駐車場はなく、近くに提携駐車場が幾つかあり駐車場には案内看板が設置されています。
車いすマーク駐車スペースはありませんでした。

提携駐車場 アオヤマパーキング
提携駐車場 田口月極駐車場
提携駐車場 ヤマハン駐車場
提携駐車場 太田町パーキング

歩道近くにインターフォンがあり、フロントに連絡が取れます。

インターフォン

施設玄関入口の横に緩やかな傾斜のスロープがあり、玄関入口は自動ドアで広く入りやすいです。

施設玄関入口横のスロープ
玄関入口は自動ドア

一般の方は靴を脱いで入りますが車いすは横のスロープを通って入ります。

玄関靴ロッカー
横のスロープ

フロントカウンターは車いすには少し高いです、木のアートワークが目につきます。

フロントカウンター

エレベーターはカードキーをかざさないと使用できません。

エレベーターボタン
エレベーター低い位置のボタン

ユニバーサルルームは開き戸で入ると右にトイレ・バスがあり、まっすぐ入って部屋になり段差なくベッドサイドまで行けます。部屋の奥のベッドへは車いすで入るのは難しいです。

ユニバーサルルーム入口
トイレ・バス前
ベッドサイド
部屋の奥のベッド
ユニバーサルルーム内のトイレ
ユニバーサルルーム内のバス

ホテルの多目的トイレは1階にあります、引き戸で中は広く使いやすい。

1階多目的トイレ前
1階多目的トイレ

大浴場は1階から階段を上がった所にあり階段に昇降機が設置されていました。通常は折りたたまれて使用時にリモコン操作で展開して使用するタイプです。

1階から大浴場への階段
昇降機展開
安全バーも電動
リモコンスイッチで昇降も

大浴場の入口は引き戸で段差なく浴室まで入っていけます、今回は脱衣室まで車いすで入らせていただき浴室は同行の健常者調査員に写真を撮ってもらいました。

大浴場の入口
脱衣室
浴室
洗い場
浴槽

1階フロント横を入った所にカフェラウンジがあり、テーブル席が2段あります。朝食は和食のビュッフェスタイルになります。
上の段にはカウンター風の席もありました。

上の段のカウンター風の席
カフェラウンジ上と下の段の階段
下の段のテーブル席

恵那峡ビジターセンター

恵那峡遊覧乗船場の近くに2020年3月にオープンした恵那峡ビジターセンターと第1駐車場、その周辺を調査しました。

恵那峡ビジターセンターと第1駐車場が出来て恵那峡遊覧乗船場までかなり近く利用しやすくなります。

第1駐車場
第1駐車場から恵那峡ビジターセンターへの道
恵那峡ビジターセンターへの道

恵那峡ビジターセンター前のにぎわい広場には車いすマーク駐車スペースが2台分ありました。
にぎわい広場には一般車両は進入禁止で車いすマーク駐車スペース利用車両は入れます。

道路から車いすマーク駐車スペースへ
車いすマーク駐車スペース

恵那峡ビジターセンター前のにぎわい広場には丸テーブル席があり恵那峡を望めながら休憩できます。

にぎわい広場

恵那峡ビジターセンターは観光案所や恵那峡グッズ販売をしており、休憩スペースや大井ダムなど紹介パネルもありました。入口は緩いスロープがあり自動ドアで入れ多目的トイレもありますので車いすでも利用しやすい施設です。

恵那峡ビジターセンター
入口は緩いスロープ
受付兼観光案所
恵那峡グッズ販売と観光パンフレット
休憩スペースと大井ダムなど紹介パネル
トイレ案内表示
多目的トイレ

ウッドデッキ広場では恵那峡を眺められ休憩スペースもありました。ウッドデッキ広場へ車いすで行くには遊覧船乗り場の方へ行く道から回ります。

ウッドデッキ広場
遊覧船乗り場の方へ行く道
ウッドデッキ広場へ行く通路
ウッドデッキ広場休憩スペース

さざなみ公園は丘のようになっていて車いすで行くには急な坂を上る必要があるため難しいです。上は広場になっておりカップルベンチなどがあります。

さざなみ公園は丘のようになって急な坂
丘の広場
カップルベンチ

 

お宿 Onn中津川は木のぬくもりが感じられるホテルで、スロープや昇降機などあり車いすでの移動は問題ないホテルでした。
恵那峡ビジターセンターを利用すことで恵那峡観光がしやすくなる感じがしました。

 

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2023 七宗・下呂

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2023 現地調査 七宗・下呂

令和5年11月29日

日本最古の石博物館
道の駅飛騨金山ぬく森の里温泉

を調査させていただきました。

日本最古の石博物館

「日本最古の石博物館」は以前に調査しましたが、津和野町から贈られた「日本最古の石」25億年前の片麻岩が展示され、それで再調査をしました。

日本最古の石博物館

妊婦・乳幼児連れ用、兼車イスマークの駐車場は施設建物の裏手にあり以前と変わっていません。

妊婦・乳幼児連れ用、兼車イスマークの駐車場

ドライブイン七宗御殿の駐車場から車イスマークの駐車場へ通れるようになっていました。

七宗御殿の駐車場から車イスマークの駐車場の通路

車イスマークの駐車場のすぐ横に入口までの傾斜4.5度くらいのスロープがあります。

長いスロープ

入口は橋を渡ります。

入口前

建物は変わっていませんので通路やエレベーターなども以前と同じです。
展示されているものは一部変更されています。

火山噴火などの紹介パネル

こちらが津和野町で見つかった「日本最古の石」25億年前の片麻岩で触ることができます。

津和野町で見つかった片麻岩

石以外に展示室で年に3回くらいイベント展を行なっており、調査時は昭和・平成・令和の記念貨幣展が行われていました。

貨幣展

多目的トイレの流すボタンが新しくなっていました

多目的トイレ

道の駅飛騨金山ぬく森の里温泉

下呂市金山町にあり観光情報やお土産の販売、飛騨牛や 鮎の食材を使った食事処だけでなく温泉や宿泊施設もあります。

道の駅飛騨金山ぬく森の里温泉

道の駅飛騨金山ぬく森の里温泉の入口に看板があり分かりやすい。

入口の看板

駐車場も広い

道の駅駐車場

道の駅駐車場には車いすマーク駐車場がありすぐ前にトイレがあります。

車いすマーク駐車場とトイレ

トイレ建物中央に多目的トイレはあります。天井には大きな暖房器具がありました。

多目的トイレ
暖房器具

このトイレには男女ともに、おむつ交換台とベビーチェアがある洋式トイレがあります。

おむつ交換台とベビーチェアがある洋式トイレ

トイレ建物の駐車場側にはベンチと自動販売機があり、少しの休憩に良い感じです。
他にも敷地内に公園風のベンチがありました。

ベンチと自動販売機
公園風のベンチ

道の駅駐車場の横に朝取横丁という産直市場があり、新鮮な取れたて野菜とワラビやゼンマイなどの山菜が販売されています。また地元の手造り浅漬けや手工芸品などもありました。

産直市場 朝取横丁

また、道の駅駐車場にEV充電スタンドもあります。

EV充電スタンド

道の駅飛騨金山ぬく森の里温泉の建物正面入口はガラスの引き戸で、車いすの場合は隣の自動販売機コーナーにある自動ドアの出入口を利用すると便利です。

飛騨金山ぬく森の里温泉の建物正面入口
自動ドアの出入口

総合受付前は広々とした空間です

総合受付前

施設内のお食事処はテーブル席で一般の車いすなら足が当たらない約67㎝の高さがあります。テーブル間も車いすで通れる広さでした。

お食事処
お食事処の店内

いろいろ販売されているお土産コーナーの通路は車いすでも通れる幅がありました。

お土産コーナー

2階は宿泊の部屋で地下1階に温泉風呂となっています。各階には階段かエレベーターで移動ができます。
エレベーターは総合受付の横にあり、車いすで利用できます。

エレベーター

2階通路は車いすでも十分な広さがあり突き当りに通常のトイレがありました。

2階通路

洋室はツインベッド2室、和室は8畳が2室、10畳が2室、16畳1室、20畳1室あり、和室は難しいですが洋室であれば利用できそうでした。洋室内のトイレは25㎝の段差があり利用は難しいですが、1階には多目的トイレもあります。

洋室内ベッドサイド
洋室のバルコニー
洋室内のトイレの段差25cm
1階多目的トイレ

車いすでの利用は難しいですが和室の一室をも見せていただきました。見学した和室は数人の家族や友人グループでの利用には良さそうでした。

和室の一室

浴衣の貸し出しもありました。

浴衣の貸し出し

地下1階の温泉風呂は左右にわかれ男湯と女湯があり、間は女湯側にサウナ男湯側に休憩スペースになっていて、休憩スペースにマッサージチェア・フットマッサージ器・健康チェック機などが設置されています。

地下1階通路
休憩スペース

今回、男湯は利用者が入っていたため、利用者が居なかった女湯を調査員の同行の女性の方に風呂内の写真を撮ってきてもらいました。
風呂内のつくりは同じですが男湯と女湯は左右にわかれているので配置は左右対称です。

風呂入口引き戸

入口の下駄箱のところは段差なく緩いスロープになっています。車いすでも脱衣場までは入れます。

下駄箱前の緩いスロープ
脱衣場
風呂場入口

入って右に洗い場で左に内風呂があり、内風呂の奥の扉を開けると露天風呂があります。

洗い場
内風呂
露天風呂

 

日本最古の石博物館は、津和野町から贈られた「日本最古の石」をはじめ珍しい石がみられる施設で、年に数回行わるイベント展などいろんなことが学べる施設です。
隣接の道の駅で食事やお土産も購入できドライブに良いと思います。

道の駅飛騨金山ぬく森の里温泉は、旅の途中やスキーの行き帰りの休憩も兼ねて立ち寄るのに良いです。

 

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

岐阜関ケ原古戦場記念館レポート

令和2年10月21日にオープンの「岐阜関ケ原古戦場記念館」の16日の内覧会に行ってきました。

岐阜関ケ原古戦場記念館の写真
岐阜関ケ原古戦場記念館の正面全景

岐阜市・大垣市方面から国道21号線・関ケ原バイパスを西進、陣場野の交差点を左折すると、左側に関ケ原町役場、右側に岐阜関ケ原古戦場記念館が見えてきます。

古戦場の中心に建つ記念館

記念館が建つ場所は、小高い丘の上で「徳川家康最後の陣地」のすぐ隣となっています。
建物は、関ヶ原の戦いでの戦国武将の砦を形取り、展望室下には西軍の石田三成、東軍の徳川家康の家紋が映えています。

一般駐車場から北側の記念館への通路は、少し傾斜がありますが段差もなく点字ブロックも整備されています。

一般駐車場から記念館正面出入口への写真
一般駐車場から記念館正面出入口へ

建物のまわりから

正面出入口は、幅の広い二重の自動扉となっています。
右側壁には、インターホンがありサポートが必要な場合は呼び出すことができます。

 

正面出入口とインターホンの写真
正面出入口とインターホン

正面から建物に沿って北側に回ると、駐輪場と車イスマークの駐車場があります。

屋根付きの駐輪場の写真
建物横に屋根付きの駐輪場

車いすマークの駐車場は南側の一般駐車場に3台、北側に2台分あります。

車いすマークの駐車場の写真
車いすマークの駐車場

建物の外周には、関ケ原の戦いの戦国武将の家紋旗が並び、古戦場を背景に風になびく沢山の旗は戦国時代を彷彿とさせ壮観です。

戦国武将の家紋旗の写真
戦国武将の家紋旗

記念館に併設して、カフェ・ショップがあります。
ショップでは、ここでしか買えないオリジナルのグッズなどが数多く揃っているとのことです。

カフェ・ショップの写真
カフェ・ショップ

記念館の中

建物正面入ってすぐに総合受付があり、チケット販売および案内を行っています。
貸し出し用車いすも準備されていました。

記念館の総合受付の写真
入口すぐにある受付

現在、新型コロナウイルス感染症対策のため、館内への入場人数が制限されており、事前予約制で30分ごとに入場できるようになっています。

新コロナ感染症対策
入場制限を行っています

チケット販売機は、日本語以外に、英語・中国語・韓国語などに対応しています。

外国語対応チケット販売機の写真
チケット販売機(外国語にも対応)

1階は、グラウンドビジョン、シアターの他、広域観光情報コーナーがあります。
エントランスホールには、岐阜県高山市出身の左官職人 挾土 秀平(はさど しゅうへい)さんが、関ケ原古戦場の東西両軍の陣地跡の2色の土を使って描いた壁画が飾られています。

いよいよ館内へ

入場手続きを済ませ、1階の受付横の通路を通ってグラウンドビジョンへ向かいます。
途中の通路の壁には、戦国時代について説明した映像が映されていて、徐々に気分が盛り上がってきます。

壁一面のプロジェクトマッピング
壁の映像を見ながら進みます

床に映し出すグラウンドビジョン

グラウンドビジョンでは、足元が巨大なスクリーンとなっており、関ケ原の戦いについて、講談師の神田伯山さんの語りとともに地面に映像が映し出されます。
透明のガラスで囲まれた地面の映像は、車いすでもすぐそばで見ることが出来ます。

グランドビジョンの写真
足元に巨大なスクリーン

ダイナミックなシアター

グラウンドビジョンの映像が終わると、奥にある扉が開きシアターへ移動します。

シアターの写真
臨場感いっぱいのシアター

4.5m×13mの楕円型に湾曲した奥行きのあるスクリーンは、客席横まで映像が投影されています。
関ケ原の戦いを描いたCGの映像が解説付きで上映され、大音響と振動、風も吹き迫力満点で、合戦の状況を映すアニメに惹き込まれていきます。
車いすは、一番前のエリアで観覧することが出来ます。

2階へ

シアターの映像が終わると、左手の扉が開きエスカレーターで2階の展示室・戦国体験コーナーへ上がる順路となっています。
エスカレーターへ行く通路の途中が小さな部屋となっていて、壁に関ケ原の戦いに参加した戦国大名についての解説が映し出されています。(英語での解説もあります)

戦国大名についてのプロジェクトマッピング
戦国大名についての解説が

車いすは2階へ行くにはエスカレーターではなくエレベーターを使って上がります。
エレベーターはエスカレーターとは反対側にある扉から行けます。

2階へのエレベーターの写真
車いすはエレベーターで2階へ

触って楽しめる戦国体験コーナー

2階には、甲冑や古文書などの貴重な関連資料を集めた展示室と、鉄砲、やり、刀などの模型に触れられる戦国体験コーナーがあります。

大砲のレプリカの写真
大砲のレプリカの展示
刀剣のレプリカの写真
刀剣のレプリカの展示

戦国体験コーナーには、戦に使われた銃や刀、陣太鼓などのレプリカが展示され、実際に持ってみて重さや質感などを体験できます。

また、記念撮影のコーナーでは、陣羽織を着て刀を持って、合戦の自分の好きな場面の背景を選択して記念写真が出来ます。撮った写真は自分のスマートフォンに転送も出来ます。

記念撮影コーナー
記念撮影コーナー

 

展望室

次は、5階にある展望室へエレベーターを使って上がります。

展望台へのエレベーターの写真
5階にある展望室へ

エレベーターを出ると、目の前に360度の展望が迫ります。

窓の外には、石田三成の笹尾山や小早川秀秋の松尾山など、東軍、西軍の各武将の陣地が見渡せます。

展望台の写真
360度全面ガラス張りの展望台

広域観光情報コーナー

エレベーターで再び1階へ戻り、エントランスホールを通り広域観光情報コーナーへ、ここでは古戦場や史跡めぐりに役立つパンフレットなどを揃えています。またレンタサイクルの申し込みやガイドの申し込みが出来ます。

広域観光情報コーナーの写真
広域観光情報コーナー

記念写真撮影コーナーが設けられ、岐阜県にゆかりの深い明智光秀や織田信長が登場する現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の等身大パネルが設置されていました。

記念写真撮影コーナー
記念写真撮影コーナー

広域観光情報コーナーを抜けると西回廊があり、壁には戦国武将のイラストが展示されています。

戦国武将の巨大イラスト画の写真
回廊に並ぶ戦国武将のイラスト

関ケ原古戦場観光の拠点施設

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、当初7月に予定されていた記念館のオープンも10月に延期されました。
現在は感染防止のため事前予約制になっています。(予約は、岐阜関ケ原古戦場記念館公式サイトから)

館内は通路も広く傾斜や段差もほとんどないので車いすでも問題なく観覧できるようになっています。車いすマークのトイレが2箇所、1階と2階にあります。
トイレ内は十分な広さがあり、オストメイトやベッドの設備もあります。

車いすマークの多目的トイレの写真
車いすマークのトイレ内

グラウンドビジョンやシアターでは映像や音など迫力ある演出、体験コーナーは合戦を体感、展望室からは東軍と西軍の陣を一望でき、大人から子どもまで広く楽しみながら学べる施設となっています。

この記念館を拠点に、戦国武将の陣地を訪れるのも楽しそうです。


基本情報

  • 施設名:岐阜関ケ原古戦場記念館
  • 住所:岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55
  • 電話番号:0584-47-6070
  • 開館時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
  • 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、12/29~1/3
  • WEB:https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/

 

バリアフリー現地調査2020 本巣・岐阜

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2020 現地調査 本巣・岐阜

令和2年1月21日

つみつみいちごファーム

正法寺岐阜大仏

を調査させていただきました。

つみつみいちごファーム

つみつみいちごファームの全景
つみつみいちごファームの全景

岐阜市内から国道157号線(本巣縦貫道)を北上し、本巣市内で県道78号線を西進、樽見鉄道の本巣駅踏切を越え100メートルほど進むとビニールハウスが見えてきます。
ここ「つみつみいちごファーム」は、岐阜県のブランドいちご「濃姫(のうひめ)」を栽培しており、いちご狩りができる農園です。
ハウス内は、シートが敷かれ高設ベンチ栽培となっており、車いすやベビーカーも快適に楽しめます。
いちご狩り開園期間は12月中〜6月上旬(月曜日は定休日)で予約制となっています。

つみつみいちごファームの大駐車場
駐車場

100台収容できる大駐車場があり、車いすマークの駐車場も3台分あります。

ハウスの出入口
ハウスの出入口

前の道路から出入口までは、緩やかな傾斜があり鉄板が敷かれています。

受付と加工品販売所
受付と加工品販売所

右側のハウスに行くと、受付と加工品販売所があり、いちごのヨーグルト、りんごのヨーグルト、富有柿のヨーグルトなどが販売されています。

電動車いすでも通れる、いちご狩りのレーン
いちご狩りのレーンはゆったりとしており電動車いすでも通れます

ハウスの右側に3列、車いすでいちご狩りのできるレーンがあります。

いちご狩りレーンの幅と高さ
いちご狩りレーンの幅と高さ

レーン幅は広く、いちごのなっている高さも丁度良く、車いすでも快適にいちご狩りができます。

車いすマークの多目的トイレ
車いすマークの多目的トイレ

ハウスを出たところに、車いすマークのトイレもあり、オムツ交換用のベッドもあります。

つみつみカフェ
tumitumi cafe(つみつみカフェ)

地域の食材を使った食事や濃姫いちごのスイーツを提供している「つみつみカフェ」も併設されています。

明るく広い、白木のカフェ
明るく広い、白木のカフェ

カフェの店内は明るく、濃姫いちごやミニトマト、富有柿のジャムなど加工食品が販売してあります。

正法寺 岐阜大仏

岐阜大仏殿の全景
正法寺 岐阜大仏殿の全景

岐阜市の長良川鵜飼が行われるエリア、岐阜城のある金華山の麓、岐阜公園のすぐ近くに「岐阜大仏」で有名な正法寺があります。

岐阜大仏は、日本三大仏のひとつに数えられ、竹の骨組みと粘土、お経を書いた和紙からできており乾漆仏としては日本最大となっています。

正法寺は黄檗宗で宇治万福寺の末寺にあたり、この大仏殿からも中国の様式が感じられます。

大仏殿出入り口の3段の階段
大仏殿出入り口の3段の階段

チケット売り場のある大仏殿入口には、10cm、9cm、30cmの階段があります。今回は、車いすでの拝観ということで住職にご協力いただき、持参したスロープで大仏殿へ入館しました。

岐阜大仏
大仏殿に佇む岐阜大仏

この大仏は、大イチョウを直柱として、骨格は木材で組み外部は良質の竹材と粘土で造られ、その上を一切経、阿弥陀経、法華経、観音経などで糊張りし、漆を塗り金箔を置いたもので、胎内には薬師如来がまつられています。
荘厳な大仏はやさしい表情をしており、静寂な大仏殿は癒しの空間となっていました。

 

岐阜大仏の正法寺を後にして、すぐそばの岐阜公園内にある、岐阜市歴史博物館まで足を伸ばし、2階に開設されている、現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」「岐阜 大河ドラマ館」を見学しました。

岐阜県は主人公の明智光秀の生誕地とされ、ゆかりの地も多いことから、県内には岐阜市、可児市、恵那市の3つの大河ドラマ館があります。

明智光秀ゆかりの地の のぼり旗
「麒麟がくる」明智光秀ゆかりの地の のぼり旗

大宮町駐車場から岐阜市歴史博物館までの岐阜公園内の通路には、の両側に「明智光秀ゆかりの地」と書かれたのぼりが立ち並んでいました。

岐阜歴史博物館の全景
岐阜歴史博物館の全景

博物館の玄関前には、特設のお土産物コーナー、お食事コーナーが作られています。

「麒麟がくる」岐阜 大河ドラマ館
「麒麟がくる」岐阜 大河ドラマ館

博物館の2階に大河ドラマ館がありました。
主人公である明智光秀や、光秀が仕え岐阜市にゆかりの深い斎藤道三や織田信長にもスポットを当て、体験シアター、衣装や小道具など、大河ドラマに関する展示を見ると本編のドラマを見るのも楽しみになります。

調査へのご協力有難うございました。
今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

バリアフリー現地調査2020 可児

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2020 現地調査 可児

令和2年1月22日

麒麟がくる ぎふ可児 大河ドラマ館(花フェスタ記念公園)

可児郷土歴史館

を調査させていただきました。

麒麟がくる ぎふ可児 大河ドラマ館(花フェスタ記念公園)

現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀の生誕の地「明智荘」があったとされる岐阜県の可児市(かにし)、花フェスタ記念公園の花のミュージアムに2020年1月11日「麒麟が くる ぎふ可児  大河ドラマ館」がオープンしました。

ぎふ可児 大河ドラマ館
車いすマーク駐車スペースは61台分もあります
駐車場からゲートへまで若干段差がありますがスロープになっています
花フェスタ記念公園と大河ドラマ館の入館券販売窓口は別々に分かれていますので注意
ゲートを入って左が花フェスタ記念公園入口、右が大河ドラマ館入口です

「明智光秀博覧会」が設けられ、その中の一つが「ぎふ可児 大河ドラマ館」になります。
他の三つは、戦国時代を楽しむ「戦国イベントゾーン」、明智光秀が生きた時代「秀光ゾーン」、戦国時代を食べる・買う「戦マルシェゾーン」に分かれています。
会場は「戦マルシェゾーン」を通って入ります。

食事や休憩ができるスペース
戦国時代をイメージしたグルメがあります

「戦マルシェゾーン」の奥が「戦国イベントゾーン」で、明智光秀博覧会開催中にいろいろなイベントが開催されます。

「戦マルシェゾーン」はきれいに舗装されています
大河ドラマ館がある建物入口

花のミュージアム建物入口を入った正面が大河ドラマ館となっており、館内は5つのコーナーに分かれています。

  1. ドラマ基本情報・・・衣装の展示・登場人物紹介・人物相関図など
  2. デジタル体験コーナー・・・合成写真で武士や着物姿になれる
  3. ドラマシアター
  4. 「麒麟がくる」の明智荘・・・撮影セットのジオラマや撮影セットを細部までVRで観られる
  5. エンディング・・・出演俳優紹介・直筆サインを展示
大河ドラマ館
ドラマシアターコーナー
「デジタル体験」コーナーで顔を撮影
「デジタル体験」コーナー写真完成
タブレットを動かして撮影セットの中を360度VR体験
出演者パネルと写真撮影

大河ドラマ館の出たところに可児市観光案内コーナーがあります。

可児市観光案内パンフレット

スロープを上がって2階までが明智光秀が生きた時代「光秀ゾーン」になっています。

2階までは緩やかスロープです
映像やパネルで紹介されています
途中のスロープにも武将を紹介するパネル
明智光秀と対戦VRチャンバラアトラクションコーナー(土日のみ)
2階お土産コーナー
2階レストラン
レストランには明智光秀コラボメニューもありました

多目的トイレは1階と2階にあります。

2階多目的トイレ入口
2階多目的トイレ内部
2階から見た1階のお土産コーナー、明智光秀にちなんだ商品や可児市の特産品を使ったお土産が販売されています
建物内の案内図

可児郷土歴史館

花フェスタ記念公園から車で5分ほどの久々利地区に「可児郷土歴史館」があります。
旗本千村氏の屋敷跡に建てられ、可児市の自然から歴史・民俗と幅広く展示しています。

可児市久々利大萱で、安土桃山時代(1560~70年代年)に最盛期を迎えた志野焼の破片が大量に発掘され 、志野焼はこの周辺で焼かれた事実が判明したことから、志野・織部・黄瀬戸といった桃山陶の優品が常時展示されています。

可児郷土歴史館正面
建物前に車いすマーク駐車スペースが2台分あります
可児郷土歴史館入口
可児郷土歴史館は入口を入って左

受付までは6段の階段があります。
車いすはリフトを使用して上がります。

階段前のリフト(段差解消機)
リフトを利用にはボタンを押して職員を呼びます
リフトに乗ります
職員に操作してもらいます
上昇が終わると渡り板が伸びて出てきます
階段の上段まで伸びたら渡ります
渡り板をおります

受付の奥が展示室になっています。
明智光秀博覧会2020 in 可児市の開催を記念して、3月22日までは「明智光秀と可児」~明智荘にルーツを求めて~、の特別展が開催されています。
明智氏の名字の地とされる可児市東部の「明智荘」に関する資料などを展示しています。

特別展「明智光秀と可児」
「可児一族」と明智光秀とのつながりを示す可能性のある資料
展示室の通路は広く段差なく、見やすく展示されています
黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部といった作品も展示

多目的トイレは併設の久々利地区センターと共有で建物入口を入った右にあります。

多目的トイレ
多目的トイレ内部

 

花フェスタ記念公園内に設置された「麒麟がくる ぎふ可児 大河ドラマ館」は、これまで芝生だった所も舗装されており、段差がなく車いすでもスムーズに行けます。
明智光秀博覧会も映像やパネルで分かりやすく紹介され、VRを使用した映像やアトラクションもあり、明智光秀グッズや可児市の特産品の土産、戦国グルメなど食事が楽しめます。

可児郷土歴史館 は、期間限定ですが大河ドラマ館と合わせて見に行くと、明智光秀と可児の関わりや戦国武将のさらに深く歴史が学べます。

 

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。