バリアフリー現地調査2017 恵那峡


GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 恵那峡

平成29年9月26日

かんぽの宿 恵那
恵那峡天界苑
ちこり村バーバーズダイニング

を調査させていただきました。

かんぽの宿 恵那は、恵那峡を眼下に望む高台にあります。(写真はロビーから)

かんぽの宿 恵那

「かんぽの宿 恵那」は全国にあるかんぽの宿の一つで、日本初の発電用ダムとして木曽川に建設された「大井ダム」のダム湖の畔にあります。
恵那峡の四季折々の自然と、温泉や地元の食材を使用した料理を楽しむことができ、玄関から廊下・階段・お風呂まで、バリアフリーな宿泊施設です。

今回は、客室(バリアフリールーム)、食事会場(1階レストラン)、パブリックスペースのトイレ、貸切風呂(家族風呂)を見学させていただきました。

天井走行リフトを備え(バリアフリルーム・貸切風呂)、居室や脱衣所から浴槽への移動もスムーズです。
その他、シャワーチェア、シャワーキャリーなどもあり、呼び出しボタンも設置されていて安心です。
食事はアレルギー対応(要予約)も出来るそうです。
建物内は車いすでも移動しやすく設計されており、手すりや段差の解消など様々な方に優しく快適に過ごせると思います。

バリアフリールームの電動ベッドは上下・リクライニング可能、車いすがベッドに横付けできます

 

恵那峡天界苑

恵那峡天界苑は、入場無料のドライブイン「恵那のえき」のほか、有料エリアには、展望台、動物と触れ合うことができる広場、池やフラワーガーデンなどがある自然豊かな施設です。
総合レジャー施設「恵那峡ワンダーランド」に隣接しています。

ドライブイン「恵那のえき」には食堂や売店、車いすで利用できるトイレ(女子トイレ側に設置)もあります。

苑内の道は舗装されていますが、奥のほうは砂利道や階段もあり、傾斜がキツイ場所もありますので、車いすの場合はサポートがいると安心です。

ふれあい広場は、ミニブタ、ヤギ、ヒツジ、ウサギなどに触ることができます。車いすも中に入ってふれあえます。

 

ミニブタのきゃさりんは名前を呼ぶと寄ってきます。

ちこり村バーバーズダイニング

恵那峡から車で15分ほど東へ移動して、中央自動車道中津川インターチェンジのそばにある、西洋野菜チコリをテーマにした「ちこり村」の中にあるレストラン「バーバーズダイニング」を訪問しました。

安心して食べられる野菜や料理をたくさんの方に伝えたいという思いからスタートした、農家手づくり家庭料理が食べられるレストランです。
朝はモーニング、昼はビュッフェスタイルのランチ、夕方まではカフェ(夜は予約制で二次会や歓送迎会、会合など)と、幅広く利用できます。

モーニングもランチも大人気で休日は満席になることもあるそうです。

ランチのビュッフェでは、自分で料理を取りに行くのが難しい場合、スタッフにサポートしていただけるそうです。
また、車いす利用者が多人数で行く場合も事前連絡すれば、通路近くなど利用しやすい席を確保する等の対応可能だそうです。

椅子は可動でき、テーブルも広く車いすでも快適です。 店内中央付近の通路は広くとってあり車いすの通行も安心です。

ちこり村には、パン工房や売店もあり、芋付きちこりやちこり茶、ちこりから出来た焼酎、サラダコスモのスプラウト野菜や、中津川の名産「栗きんとん」など沢山のお土産も販売されていました。

ピアノの生演奏を聴きながら休憩コーナーでちょっと一息。

 

かんぽの宿 恵那、恵那峡天界苑、ちこり村バーバーズダイニングの3つの施設を周って、恵那周辺のちょっとした旅行ができそうです。

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。