Recommended points Highlights
おすすめポイント見どころ
乗船前に鵜匠が鵜飼にまつわる色々な話をしてくれます
鵜飼観覧の前に、乗り場がある広場で鵜匠の話を聞くことが出来ます。
鵜匠は、かごに入れた鵜を連れて正装で登場し、かがり火から髪の毛を守るための風折烏帽子(かざおりえぼし)をかぶり、漁服を身にまとい、火の粉を防ぐ胸あてをつけ、腰から下は腰蓑(こしみの)をつける装束の話しや、鵜や鵜飼についての鵜匠ならではの話が聞けます。
車いすマークの鵜飼観覧船
長良川鵜飼には車いすのまま乗船できる「バリアフリー観覧船」が4隻あり、スロープを架けて車いすのまま乗船・観覧できます。
屋根に車いすマークが掲げられているのが目印です。太陽光パネルも設置され、観覧中の船内の提灯は、この太陽光パネルで発電された電力が使われているそうです。
車いすでもアクセスしやすい鵜飼観覧船乗船場
観覧船待合所から、観覧船が停泊する乗り場に向かう通路は、下り坂になっています。
乗り場付近は緩やかなスロープになっており、車いすでも安全にそばまで行くことができます。
観覧船に乗る際には、専用のスロープを架け、船頭さんにサポートしてもらえるので安心して乗ることができます。
船内も段差はなくスムーズに移動でき、車いすのまま鵜飼を観覧することができます。
鵜飼の前には、岐阜城と金華山の景色を堪能
鵜飼は暗くなってから始まりますが、開始前には船の上から目の前にそびえる金華山と、山頂に建つ岐阜城、晴れていれば美しい夕焼けも見られます。川面に吹く風と自然の景色に風情を感じ、心癒やされます。
川面から見る、長良川河畔の夜景は、陸上から見るのとはと違う雰囲気で、お勧めポイントの一つです。
長良川に映る美しい夕日
夕暮れ時に長良川の水面に映る真っ赤な夕焼けのグラデーションは幻想的でした。
心地良い川風が吹いて、辺りも次第に暗くなってくると鵜飼の始まりです。
鵜飼の始まりを告げる打ち上げ花火
打ち上げ花火が4発上がると鵜飼の始まりです。
周辺のホテルの電灯も消え、暗がりに篝火を灯しながら上流からゆっくりと下ってくる6隻の鵜飼い船が見えてきます。
観覧船から間近で見られる伝統漁法の「鵜飼」
花火の号令とともに、川上から鵜飼い船が一艘ずつゆっくり下ってきます。観覧船が鵜飼い船に近づき、鵜匠の掛け声、篝火のパチパチと燃える音を間近で聞きながら、鮎を獲る鵜の様子をすぐそばで見られます。
巧みに水面を泳ぎ鮎を捕まえる鵜
鵜匠が10~12羽の鵜を手縄でさばき操り、篝火で驚いた鮎を鵜が次々にくちばしで捕まえます。
鵜匠は鵜と一緒に生活しているため、呼吸の合った動きで鮎を捕らえます。鵜がくわえた鮎は緩く縛られた縄で喉元に蓄えられ、鵜匠により吐きだされます。
鵜飼が始まるまで観覧船は川岸に停泊して踊り船などを見て過ごします
鵜飼が始まるまで停泊している観覧船のまわりを踊り船が周っています。踊り船には浴衣姿の踊り子さん6人くらいで、「長良川艶歌」や「長良川音頭」などを扇子を広げ、浴衣のたもとを持ち、しとやかに踊ります。
鵜飼のクライマックスは「総がらみ」
6艘すべての鵜飼い船が川幅いっぱいに並んで鮎を浅瀬に追い込んで捕らえる鵜飼のクライマックスです。
Where you need attention
注意が必要な場所など
待合所から乗船場までは、勾配が急な坂を下って行かないといけないので注意が必要です。車いすの場合は補助がいたほうが安全です。
乗船時は、船頭さんが船の柵の一部を取り外し専用の仮設スロープ使って乗船するのを手伝ってくれますが、川の水位によっては急角度になる場合があり、岸側と船側両方に傾きがあるので注意が必要です。
木造の船は小さく車いすで乗船する場合、移動中は船が揺れることもあるので、車いすのブレーキはロックしたほうが安心です。
Investigator's comment
調査員のコメント
今まで、車いすで鵜飼は難しいと思い込んでいましたが、乗り場付近はスロープが整備され、船頭さんが手伝ってくださり、船もスロープをつけていただけるので安心して乗ることができました。
船の中は段差もなく移動もスムースにできました。船内に洋式トイレがありますが、狭く車いすでの利用は難しいので、乗船前に待合所や公衆トイレですませておくことをお勧めします。観覧船から降りる時も、乗船時と同様に手伝ってくださるので安心です。(車いす利用者 電動・手動)
車いすで乗船する際には、事前に電話で予約しておくと、スムーズに対応していただけると思います。
バリアフリー船は4隻で、定員30人用と40人用の2種類があるそうです。照明は、屋根についたソーラーパネルで充電して供給するエコな観覧船です。
乗船場周辺は緩やかなスロープになっているので、車いすでも問題無く行けました。バリアフリー観覧船は船の柵の一部が取り外せるようになっていて、そこに簡易スロープを設置して船に乗り込むことが出来ました。少し傾斜がありましたが、船頭さんに乗船の介助をして頂いたので、安心して乗船できました。鵜飼は篝火に照らされ鵜匠さんが操る鵜が鮎を獲るという非日常的で幻想的な光景が目の前に広がり、鵜飼船が横を通り過ぎると篝火の熱を感じることが出来ました。水面に映っていた篝火も温かみがあり綺麗でした。(車いす利用者 電動・手動)
川の流れに乗って揺られながら、川風に吹かれる感覚は最高です。視覚障がいがある場合、様子を説明してくれる人と一緒だとより楽しめると思います。(視覚障がい者)