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おすすめポイント見どころ
可児の地質時代から現代までをテーマに展示
古代から近代の可児の歴史を語る可児市の歴史民俗資料館として、化石、考古、彫刻、窯業、陶芸、民俗の各分野の資料が常設展示されています。
訪問した際には、可児市内の明智庄の出身とされる戦国武将「明智光秀」を主人公にしたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送開始にあわせ、明智光秀博覧会2020 in 可児市と同期して、「明智光秀と可児」~明智荘にルーツを求めて~と題した特別展が開催されていて、明智荘など関連したものや明智光秀の肖像画と言われている掛け軸が展示されていました。(令和2年3月22日まで)
国宝・志野のふるさと 可児
可児市をはじめとする東濃地方で、今から400年以上前の安土桃山時代に作られていた「美濃桃山陶」は、当初は愛知県の瀬戸市のものと考えられ「黄瀬戸」や「瀬戸黒」の名がついていましたが、1930年(昭和5年)に荒川豊蔵が、可児市久々利大萱の牟田洞で志野筍絵の陶片を発見したことで、美濃桃山陶の聖地と呼ばれています。
歴史館では、久々利地区で出土した陶器の破片や現代の陶器が展示されています。
岐阜県重要文化財の銅鐸
久々利地区で出土発見された高さ1.1mの袈裟襷文(けさだすきもん)銅鐸が展示されています。
木の化石
可児市周辺に堆積する新生代新第三紀中新世(約2000万年前)の蜂屋層や平牧層からは、ほ乳動物などの化石が多数発見されています。
受付前に歴史館の近くの羽崎地区で発見された木の化石が展示されています。
Investigator's comment
調査員のコメント
入口を入って6段の階段がありますが、車いす用リフトが設置されていて呼出しボタンで職員の方が対応してくれるので問題ありません。
花フェスタ記念公園からも近い可児郷土歴史館、少し分かりにくい場所に有りますが、駐車場も広く車いすマークの駐車場も二台分あります。入口から受付までに階段が有りますが段差を解消してくれるリフトが設置してあり、階段手前に呼び出しボタンが有ります。館内には段差はなくフラットです。
展示物は車いすでも見やすい高さで、明智光秀画像や本能寺の変で焼け落ちた瓦が展示してありました。
江戸時代に久々利番場地区で発掘され、一旦売られてから地元の人が買い戻したくらいの価値があるという県重要文化財の久々利銅鐸が目玉。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送に合わせて、明智光秀関係の重要な資料が展示されていました。
花フェスタ記念公園に開設された「麒麟がくる ぎふ可児大河ドラマ館」(期間限定2021年1月11日まで)と合わせて行くと良いと思います。