Recommended points Highlights
おすすめポイント見どころ
中庭には「水琴窟(すいきんくつ)」があり、涼やかな音色を楽しむことが出来ます。
中庭に埋められている水琴窟は、環境庁が選んだ「日本の音風景100選」に認定されています。
穴から落ちた水が瓶の中で反響し、落ちた水の何とも涼やか音色が心にしみこみます。
説明を聞いてみましょう
見るだけでなく、実際にこの地域に暮らす方の説明は、とても解かりやすく興味深く聞き入ってしまいました。
取材の日は、館長さんが美濃和紙のこと、和紙問屋今井家のこと、うだつのエピソードなどを、地元の言葉で話してくださり、当時の様子が目に浮かんできました。
和紙問屋今井家の立派な造り
旧今井家住宅は、江戸時代中期に建てられた築200年以上前の歴史のある商家の建物です。
太い大黒柱の作りは、土間からも確認できます。
和紙問屋には、和紙職人が漉いた紙を台車に乗せて入ってこれるよう入口の扉は跳ね上げて間口が広く使え、敷居は取り外しが出来て、土間の床は重い台車が通行しても痛まないよう板張りになっていました。
江戸時代にも「バリアフリー」な作りだったそうです。
屋根に上る大きなうだつの曲線も素晴らしいです。
まるで時代劇のセット
入ってすぐに帳場があり、火鉢、箪笥、机が置かれ、時代劇で見たことのあるような商家の造りや調度品はとても興味深いですね。
おくど
入口から土間を少し入ったところには、かまどが残っています。ここに薪をくべて調理をしていた様子が思い浮かぶような、当時のままの雰囲気です。
Where you need attention
注意が必要な場所など
江戸時代に建てられた旧家を当時のまま保存しており、建物の出入口には敷居があります。
スロープなどは設置されていませんが、車いすの場合はスタッフがお手伝いしてくださるそうです。
座敷に上がって見学したりできますが、靴を脱いであがる必要があります。
土間は少し暗い為に足元には注意が必要です。
Investigator's comment
調査員のコメント
入口には段差があるため、中に入るのは少し困難です。車いすの場合はお願いすれば助けてくれるそうです。
中も外もまるで時代劇に出て来る様なお屋敷です。
スタッフの説明を聞くと歴史の流れが分かります。
美濃の成り立ちとうだつのエピソードなどスタッフの話はとても分かりやすく、話を聞いた後に町を散策するとまた違った見方ができて楽しいです。
じっくりと商家の中や屋根に上がるうだつを眺めて江戸時代にタイムスリップした感じを味わっていただければと思います。
旧今井家、アート館、和紙の里会館の共通券を買うとお得に観光する事が出来ます。