- 名称
- 白川郷 荻町合掌造り集落
- フリガナ
- しらかわごう おぎまちがっしょうづくりしゅうらく
- 住所
- 501-5627 大野郡白川村荻町
- 交通機関
- 入場料金
-
無料
- web
- http://shirakawa-go.org/kankou/area01/
- バリアフリー項目
-
白川郷バスターミナルから白川街道に入った所の左側に、合掌造り集落を背景にしてスイレン池が広がっています。
築後約300年が経過した今も生活が営まれ続けている、白川郷の代表的茅葺き合掌造り住宅です。
和田家住宅は、主屋、土蔵、便所の3棟ならびに土地が重要文化財に指定されています。
合掌造り集落の大通りを歩いて行くと、茅葺きや合掌造り、茶色の柱と土壁の雪国の民家が並び美しい佇まいが見られます。
軒に杉玉が吊られている酒屋さんでは、飛騨の地酒やどぶろくの試飲などのほか飛騨牛コロッケやどぶろくソフトクリームもあります。
集落内には、合掌せんべいや白川郷サブレなどのお土産が買える商店もたくさん並んでいます。
大通りからの脇道も舗装され段差なく車いすでも安心して通行でき、合掌造り家屋の外観を見ながら集落の中を散策することが出来ます。
明善寺鐘楼門、本堂、イチイの木は県指定重要文化財であり、一見の価値があります。
明善寺、手前の道を真っ直ぐ進むと合掌造りの民宿もありました。
後ろには山、道の両端には石垣で囲まれた田んぼの懐かしい風景の中で宿泊が体験できます。
庭先の植栽も合掌造りの家屋と調和して良い雰囲気です。
明善寺の前の道(東通り)を真っ直ぐ北へ進むと、手前の田んぼの後ろに3軒の合掌造り家屋が建ち並ぶ景色が見られます。
3兄弟のように並ぶ合掌造りの屋根が重なり合う特徴のある景色です。
偶然、萱葺き屋根の葺き替えの様子を見ました。
合掌造りの屋根の葺き替えや補修作業は、地域住民の働力提供による共同作業で行われてきました。この仕組みを結(ゆい)と呼び、今も受け継がれています。
5階建ての合掌造りの家屋で、当家のご先祖様が前田の殿様の典医を務めていたとのことです。
1階は居住スペース、2階は使用人の部屋、3階と4階には民具や農具が並んでおり、さながら郷土博物館のようです。
家屋の裏手には、極楽の泉という湧水があります。
和田家から分家して居を構えたのが神田家の始まりで、ここで酒造業を興しています。
それまでの合掌造りの構造を受け継ぎながらも新しい技術を取り入れ改良し、合掌造り家屋のなかでも非常に高い完成度を誇っています。
また手前の三角屋根の格納庫には放水銃が入っており、火災から世界遺産を守っています。
荻町の大通り(白川通り)は、9時~16時まで、車両の通行止めとなっています。
「和田家」「長瀬家」「神田家」は、有料で中を見学できる施設になっていますが、入口や屋内に段差や階段があり、車いすでの家屋の中の見学は難しいです。(車いす利用者 電動・手動)
飛騨・白川村
世界遺産に登録された、なつかしい日本の原風景。
白川郷 荻町合掌造り集落
白川郷は日本でも有数の豪雪地帯で、荻町地区には積雪時に有効な急勾配の茅葺の屋根が特徴の「合掌造り」の家屋が多く残っており、現在も生活の場として使われています。大きな茅葺き屋根の合掌造り民家が並ぶ里山の風景は、昔話の世界にタイムスリップしたような雰囲気です。 1995年には「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界文化遺産にも登録されており、季節を問わず、国内外の多くの観光客で賑わっています。
基本情報・バリアフリー情報
Investigator's comment
調査員のコメント
白川郷 荻町合掌造りの集落を訪れると、大通りを挟んで立ち並ぶ合掌造りの家々やその周りに見られる田んぼの稲穂、水路のせせらぎの音でノスタルジックな気分になります。(車いす利用者 電動・手動)