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おすすめポイント見どころ
江戸から来た代官が飛騨の政治を行なった役所が全国で唯一現存しています
高山城主金森氏の下屋敷として造られた後、徳川幕府の直轄地として江戸から来た代官や郡代が、ここで飛騨の政治を行いました。
江戸時代に郡代・代官が治政を行った御役所や郡代役宅、御蔵などを総称して「陣屋」と呼び、現在まで残っているのは全国でも高山陣屋だけです。
玄関を入った正面壁には、郡代の格式を示す(青海波)模様があります。
御役所、御用場、大広間、役宅、吟味所、白州なども見ることが出来、年貢米を保管した藏では天領時代の歴史が分かる資料が展示されています。
手入れされた役宅の庭園
大広間に面した庭園は広く風情があります。
池もあり、春の桜とつつじ、夏の菖蒲、秋の紅葉と四季の移ろいが楽しめます。
吟味処・御白洲
陣屋の建物は予想以上に広く、たくさんの間(部屋)があります。
それぞれの間に説明が書かれ、日本語・英語・中国語で展示してあり、当時の様子が良く分かります。
「御白洲」は、取り調べを行った場所で、責台と抱石などの拷問道具が展示され、さながら時代劇を見ている気分になります。
第73期将棋名人戦第2局が行われました
「嵐山之間」で、羽生善治名人と行方尚史八段(挑戦者)が対局しました。
車いすで館内を見学できます
玄関の階段に仮設のスロープを2本用意して、車いすでも建物内を見学できます。
広い建物内のほぼすべてを、車いすでまわることが出来ます。
古民家風の休憩室
陣屋表門の横には、古民家風の休憩室があります。
休憩室の中は空調が効き、飲み物の自動販売機も置かれ、広く、車いすでもゆっくり休める空間になっています。
休憩室の奥には、トイレがあり、車いすマークのトイレもあります。
また、テレビから高山祭りの映像が流れ、観光パンフレットやガイドブックが置かれています。
砂利の上も車いすで
屋外の砂利敷の部分には、樹脂製のネットが被せてあるので、車いすでも通行しやすく、敷地の奥の方まで見ることが出来ます。
陣屋前の朝市
高山の朝市は、陣屋朝市と宮川沿いの宮川朝市の2ヵ所で行われています。
陣屋前の広場では、朝市が毎朝6時頃から12時まで開かれています。
広場の中に大小多くのテントが立ち並び、農家の自家製の野菜・山菜・漬け物・花・果物や、餅・味噌・手作り民芸品などが豊富に並べられ、四季折々の楽しさがあります。
Where you need attention
注意が必要な場所など
入口には階段があり靴を脱いで建物内を見学します、車いすは職員にサポートしてもらいタイヤを拭き仮設スロープで入館しますが勾配が急なので注意。
車いすでも館内のほぼすべて見学可能ですが、蔵は別棟になっており車いすは困難です。
Investigator's comment
調査員のコメント
300年前の建物で国史跡にも指定されている貴重な史跡ですが、車いすでも見学することができます。
美しい江戸時代の木造の建物や庭園を見学できることはとても価値があると思います。
窓口で申し込むと、ガイドさんによる館内の説明を受ける事が出来ます。(無料)楽しく、深く理解が広がるはずです。