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おすすめポイント見どころ
長良川と揖斐川の間、木々の中に静かに佇む治水神社
江戸幕府は、木曽三川の水害で悩む住民を救うため、薩摩藩にお手伝い普請を命じました。薩摩藩士らは、暴れる水の流れに苦しみながら、多大な犠牲を払い住民のため工事を完成させました。
治水神社は、この工事の総責任者、平田靱負大人を御祭神として昭和13年に建立されました。
神社の正面中央には、入母屋造りの桧造り桧皮葺きの拝殿があり、その奥に 桧造り銅板葺き流れ造りの本殿があります。
社務所、ご祈祷受付所、御神札・御守授与所、観音堂も備えた神社です。
突破祈願のお守りがあります
日々の仕事・学業・生活の中で生じる 「 難儀・難題・難関」を突破する 力をもらうことができるお守りとして人気があります。
薩摩義士の像
工事の様子を模した薩摩義士の像があります。像の下の台座は桜島の溶岩でできています。
宝暦治水観音堂
治水神社に隣接する駐車場の入り口の側に、宝暦治水観音堂があります。これは、宝暦治水工事の犠牲者全員を祀るために 昭和28年に建立されました。現在の観音堂は、 昭和58年に再建されたものです。
服部辰次郎の記念碑
大正14年、大江村(現在の海津町大江地区)収入役の職をなげうって、治水神社建設のために尽力した服部辰次郎の記念碑があります。
Where you need attention
注意が必要な場所など
・治水神社の正面には、数段の階段があり車いすでは行けません。車いすは、治水神社に隣接する駐車場に車を駐車し神社に向かいます。
・治水神社の駐車場出入口は、急な斜面で幅も狭いので車の通行には注意が必要です。
Investigator's comment
調査員のコメント
・治水に尽力した薩摩藩士の功績を讃え、平田靱負大人の遺徳を偲び、犠牲となった多くの藩士達を慰霊している神社です。昭和13年に、平田靱負大人(ひらたゆきえうし)を御祭神として創建されました。
毎年春(4月25日)と秋(10月25日)には義士の遺徳を偲び、慰霊祭が行われており、薩摩藩であった鹿児島県からも多くの方が来られるそうです。
・治水神社に参拝すると、水難避け、家内安全、交通安全にご利益があると言われています。