Recommended points Highlights
おすすめポイント見どころ
1982年に開館し2019年11月にリニューアルオープン
リニューアル前の通路は、細かいタイルが模様のように敷き詰められ、車いすで通ると凹凸があり走行の妨げとなっていましたが、リニューアル工事により正門が県図書館側に変更となり、路面の舗装は凸凹の少ないタイルが敷かれ、点字ブロックも通路に沿って車いすやベビーカーの通行と干渉しないように設置されました。
展示室に設けられた自動扉
展示室がこれまでの2室から3室になり、三つの企画展が同時に開催できるようになりました。展示室は、作品のコンディションを保つために空調が増強され、室内の温度変化を抑えるために自動ドアも新設されています。
広い展示スペースとLED照明
広い展示スペースは、車いすでも作品一つ一つをゆったりと見て回ることが出来ます。また天井には数多くの移動式LED照明があり、作品をちょうど良い明るさで照らしています。
車いすでも見える作品展示ケース
貴重な作品が入っている展示ケースは、車いすでも見やすいように全面ガラス張りで、角度もつけられ丁度良い高さになっています。
日々の生活をアートを通して見なおす企画
リニューアルオープン特別企画としてユニークな展覧会が開催されていました。
絵はがき大の数百の作品がいろいろな向きに貼られ、それが一つの迫力ある作品になっています。
ガラスには、「おいしそう、どうして、冷蔵庫に、何があったかな」などのキーワードが色々な文字で描かれ、より効果的にしています。
様々な視点でアートを感じてみる
幼児、小学生、中学生の絵を集めて、どのようにして作品が生まれたのかをイメージするための展示。
「こうなりたいなあ」、「見えない気持ちって…」、「時を忘れて」など、美術の授業での出来事を想起する、「イメージする力、生きる力—ある日の『美術と教育』の出来事」という企画。
アートコミュニケータールーム
博物館の北玄関を入ると左手に「アートコミュニケータールーム」があります。
アートが好きな人、クリエイティブな考えをもっている人、まちづくりに興味がある人…など色々な人が集まり、アイデア交換が出来る場所として利用されています。
多目的トイレも設置されました
車いすマークのトイレも改修され、オストメイト、ベビーシート、フィッティングボードなどの設備がついた多目的トイレとなりました。
トイレの前には点字付きの配置図も掲示されています。
正門近くにあるアトリエにも多目的トイレが新設されています。
所蔵品ガイドブック(点字)
所蔵品を点字と線画で紹介するガイドブックも無料で配布されています。
アート作品を色々な形で感じることが出来るよう工夫しています。
視覚障がいがあっても、違った形で楽しむことが出来ます。
ナンヤローネSHOP
有名アーティストの作品をモチーフにしたおしゃれなグッズや図録、ポストカードや小物、模型などユニークなグッズが並んでいて見ていると楽しくなります。
Where you need attention
注意が必要な場所など
駐車場は、博物館北側にある地上のP6駐車場のスペース6台分が、車いすマークと「おもいやり駐車場」に変更されています。
Investigator's comment
調査員のコメント
リニューアルより館内の照明がLEDに変わったことで、入った瞬間に吹き抜けのホールが明るく温かな開放感をより感じられるようになり、とても居心地の良さを感じました。
美術館は作品を見にいく場所という概念を打ち破り、「ナンヤローネ」をキーワードにしたワークショップが不定期に行われており、誰もが気軽にアートに触れられる場所として、とても素敵で楽しいコンセプトだと思い、参加してみたいと思います。