GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 関ケ原・上石津
平成30年11月13日
を調査させていただきました。
エコミュージアム関ヶ原
関ヶ原町にあるエコミュージアム関ヶ原は、県道229号の「胡麻の郷」の隣にあります。
揖斐関ケ原養老国定公園や東海自然歩道周辺一帯のビジターセンターとして、体感型の自然博物館となっており、関ヶ原の自然を模したジオラマなどが展示されています。
キャッチフレーズは「見て、聴いて、触って、感じて、身近な自然の再発見!」となっていて、クイズやパネルが工夫され楽しみながら自然が学べます。
A館1階は「情報サービスルーム」となっていて、関ケ原なんでも情報地図や図書コーナー、そしてテーブルと椅子のある休憩スペースもあります。
A館には、窓際に沿って、関ケ原の山々に生息する、オオワシ、トンビなどの野鳥のはく製標本が並べてあります。
B館1階の「自然観察の森」に入ると中央に大きな木のジオラマが作ってあり、ハシゴに登って木の上の不思議な世界を覗くコーナーがあります。
「土の中のかくれんぼコーナー」は、土の中の様子や生き物がわかるように工夫された展示、「水の中のかくれんぼコーナー」には、ウナギや魚の模型があり、魚の生態が分かる展示になっていて、のぞき見て観察できます。
B館2階には、椅子が可動できる大型のハイビジョンシアターがあり、関ケ原の自然に関する番組を上映しています。
平日など利用客が少ないときは、鑑賞希望を受付まで申し出てくださいとのことです。(ハイビジョンシアターで上映している番組案内 )
日本昭和音楽村
「水の都」大垣市の上石津地区、水嶺湖の畔にある複合文化施設です。
大衆音楽の父といわれ「憧れのハワイ航路」などで有名な上石津出身の作曲家「江口夜詩」を顕彰して建てられた江口夜詩記念館ホール、スタジオ、宿泊施設、レストラン等を備えています。
森と湖に囲まれた豊かな自然環境の中、音楽合宿や発表会ができる施設として、東海だけでなく関西からも、教室、同好会、サークルなどに広く利用されています。
水嶺湖をのぞむ野外ステージは、大小様々なコンサートやイベントなど多目的に利用されています。
コテージには各棟にピアノも備え、音楽合宿利用の際には、パート別に練習できるようになっているそうです。
屋外の一般トイレまでは、舗装され少し傾斜がありますが、段差はありません。手前のグレーチングは粗いので、杖などが挟まらないよう注意が必要です。
ドラムセット、ピアノ、アンプ等充実した設備を備えており、音楽練習やリハーサルに使われています。
訪問したときにはJAZZを奏でるサックスの音色が聴こえてきました。
車いすマークの駐車場と道路の間にあるグレーチングは粗く、杖や車いすの前輪が挟まらないよう注意が必要です。
車いすマークの駐車場から江口夜詩記念館(水嶺湖ホール)正面入口までは、建物に沿って長く幅が広いスロープがあります。
入口のすぐ手前は傾斜が強いので、車いすは付添がいると安心です。
館内の車いすマークのトイレは扉の幅も広く引き戸で、室内も広く使い易くなっています。
江口夜詩記念館、ホール、江口夜詩メモリアルコーナー及び市民ギャラリーからなる施設です。
ヤマハが設計を手掛けたという249席のホールの音響は、プロの演奏家からも高い評価を受けているそうです。
江口夜詩(えぐちよし)は、ここ上石津の出身で、昭和初期の日本を代表する作曲家であり、代表曲は「憧れのハワイ航路」や「赤いランプの終列車」等で、生涯で約4000曲を作曲したそうです。
レストランの入口右側には、レストランのメニューや、昭和音楽村でのイベント(コンサート)の宣伝ポスターなどが掲示され、貸出用車いすもあります。
取材への協力、有難うございました。
今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。