Recommended points Highlights
おすすめポイント見どころ
ピラミッド型の三角屋根の地下観察館と円形ドーム型の地震資料館
この施設は、明治24年(1891年)に根尾を震源地として発生した濃尾地震(マグニチュード8.0)によりできた根尾谷断層を保存し、断層のズレを直接観察できる世界で初めての施設です。
模型やモニターで地震のメカニズムを学ぶことができる地震資料館
震災直後の写真や文献をパネル展示し、地震の仕組みやメカニズムを映像モニターが組み込んである大型地球儀で紹介しています。
映像ホール
地震資料館の中には、200インチの大型画面がある50人収容のホールもあります。
ホールの後方には広いスペースがあるので、車いすでも着席せずに利用できます。
地震資料館と地下観察館を繋ぐ通路
通路の床には、日本で今までに起きた地震の時期や規模などが書かれ、関東大震災などを説明した写真パネルが置かれています。
根尾谷断層の仕組みが分かります
地下観察館では、根尾谷断層を輪切りにした状態で、すり鉢状に20m四方を地下に8mトレンチ掘削し保存しています。
断層が風雨にさらされる事がなく、説明パネルと照らし合わせて、いつでも観察する事が出来ます。
窓から外の断層が見られます
窓の外を見ると、道路脇の段差がこの建物を直撃しており、あの段差の下にもこのような断層が潜んでいるのだと実感出来ます。
ここを見てから外の断層涯を見学すると、マグニチュード8.0という濃尾地震の規模がよく理解出来ます。
東日本大震災のビデオ
地震観察館の通路の一角に、ビデオコーナーが設けてあります。そこでは、2011年3月11日発生した、東日本大震災のビデオが流れています。
濃尾地震の写真パネル
地震観察館の通路の壁には、濃尾震災が起きた当時の写真パネルが数多く展示されています。当時の岐阜県下の被害状況がよく分かります。
Where you need attention
注意が必要な場所など
地震資料館の出入口に通じるスロープは傾斜が急なので、車いすは付き添いがいると安全です。
Investigator's comment
調査員のコメント
地震体験館では、震度6弱〜6強の揺れと迫力ある3D映像とで体感出来ますが、安全のため着席してシートベルトを装着する必要があり、車いすのまま体験することや身長が120cm未満の方などの体験は困難との事でした。
地層断層観察館は、樽見鉄道の水鳥(みどり)駅から徒歩2分です。
地震資料館に入ると、まず地震の音がお出迎え地震に関する諸展示が目を惹きます。圧巻は断層の地下観察室で、断層の地肌が地震の脅威を教えてくれます。
こんなのどかな所に明治の昔、凄まじい災害が襲ったということを思い知らされました。