バリアフリー現地調査2017 下呂温泉


GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2017 現地調査 下呂温泉

平成29年10月17日

水明館

下呂温泉合掌村

を調査させていただきました。

水明館

水明館は、飛騨川の畔に建つ老舗旅館です。
大型の旅館で、臨川閣・飛泉閣・山水閣の3つの建物と青嵐荘からなり、館内には温泉プールやジム、エステ、各種レストラン、バーのほか能舞台や画廊などもあり、宿泊や温泉以外の施設も充実しています。

下呂駅から徒歩3分でアクセスもよく、館内は庭園、能舞台や茶室など和の佇まいでゆったりとした時間を過ごせます。

日本庭園では、四季折々の景観を楽しめます。

客室は、4つの建物あわせて263室、和室のほか、和洋室、洋室など色々なタイプの部屋があり、利用しやすい部屋を選ぶことが出来ます。
車いすの場合、山水閣や飛泉閣の洋室はベッドがあり利用しやすくなっています。

山水閣2階の洋室、室内は広く、段差がありません。
バス・トイレも広く、部屋によって少し段差がありますが、サポートしてもらうか簡易スロープを使用して車いすでも利用できます。

館内の移動については、建物の連結部分に高低差があるため、数段の階段がありますが、付近にスロープが設けてあり、車いすでも安心です。

山水閣入口の階段、横のスロープには手すりが設けられており安全に通行できます。

ビュッフェスタイルの朝食会場には、「配膳カート」が準備されていました。
トレイを両手に持って料理を取りに行くビュッフェですが、このカートを使えば杖をついていたり、車いすを使っていても、自分で料理を選ぶ事が出来て、朝食も楽しみな時間になりそうです。

軽く、車いすでも使用しやすいカート。

下呂温泉合掌村

下呂温泉合掌村は、使わなくなった合掌造りの民家を移築し、集落を再現した野外博物館です。

竹原文楽記念館(旧遠山家)、人形が展示されています。 入口には段差がなく、車いすでも中に入れます。

「合掌の里」と「歳時記の森」の2つのゾーンからなり、「合掌の里」では、合掌造りや古民家を利用した民俗資料館や、体験工房があり「陶器の絵付」「陶芸体験」などができます。
合掌造りの古民家のほか、神社や池、植栽や庭園も集落をイメージしており、当時の里山の雰囲気を感じることが出来ます。

また、休憩所や授乳室、多目的トイもあり、通路も舗装されていますので車いすやベビーカー、杖を使っている方にも利用しやすくなっています。

駐車場は、200台(無料)、車いすマークの駐車場は受付横にあり村内へ段差なく入ることが出来ます。(一般駐車場は坂をおりた所にあります)
下呂駅の濃飛バスセンターから、合掌村線で約6分、「合掌村」下車。

入口の受付、こちらも旧家を移築された建物を使用しています。
合掌の里の円空館方面だけは傾斜のキツイ坂道があります。 車いす(手動)の場合はサポートがあったほうが安全です。
旧大戸家住宅(国の重要有形民俗文化財)前の撮影ポイント。 記念に撮影させていただきました。

前日までの雨もあがり、秋晴れの中、無事調査を終えることが出来ました。
ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。