【終了】バリアフリー観光推進セミナー in 岐阜

【終了しました】多数のご参加ありがとうございました

岐阜県バリアフリー観光推進プロジェクト
バリアフリー観光推進セミナー in 岐阜 チラシ

バリアフリー観光推進セミナー in 岐阜

お年寄りや障がいのあるかたなど全ての人が安心して岐阜県への旅行を楽しむことができるよう、旅行におけるバリア(障壁)を様々な観点から解消するため、バリアフリーの先進的な取り組み事例を紹介する他、障害に対する理解や基礎的な知識を習得し、接遇の向上やサポート体制の強化を図り、バリアフリー観光を推進することを目的として開催します。

  • 日にち:2019年1月22日(火)
  • 場所:岐阜メモリアルセンター 本館 第一会議室
    岐阜市長良福光大野2675-28
    TEL: 058-233-8822
  • 内容・スケジュール
    (1)講演 先進事例の紹介

    • 「みんなで楽しむハートフルな旅」~様々なバリアフリーの取り組み紹介
    •  講師:山崎 まゆみ
    • 時間:13:00~14:00 定員:100名先着順)当日参加可能です(1月11日追加)
    • 講師プロフィール
      バリアフリー観光推進セミナー
      講師:山崎まゆみ氏

      温泉エッセイスト ノンフィクションライター
      VISIT JAPAN大使(観光庁任命)
      跡見学園女子大兼任講師
      新潟県長岡市生まれ。世界31カ国1000ヶ所以上の温泉を巡り、新聞、雑誌、TV、ラジオなどで温泉での幸せな一期一会をレポートしている。
      内閣官房による「ユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議」に参画し、東京五輪・パラリンピックに向け、日本の「バリアフリー温泉」の推進に力を注いでいる。
      著書「バリアフリー温泉で家族旅行」では、段差解消等のハード(施設)だけでなく「どんな人にも温泉で寛いでほしい」というハート(心)のバリアフリーで取り組んでいる温泉宿の魅力を紹介。
      その他、「おひとり温泉の愉しみ」、脳科学者の茂木健一郎氏との共著「お風呂と脳のいい話』など著作多数。

    (2)研修 バリアフリーおもてなし講習

    • 高齢の方・障害のある方への接遇(宿泊施設編)
    • 講師:NPO法人 バーチャルメディア工房ぎふ
    • 時間:14:30~16:00 定員:50名(先着順)
    • 内容
      2020年オリンピック・パラリンピックを見据えたユニバーサルツーリズムへの対応のために観光庁が作成した「高齢の方・障害のある方などをお迎えするための接遇マニュアル」を使用し主に宿泊施設での接遇のポイントを学びます。※今回は座学となります
  • 参加費:無料
  • 主催:岐阜県バリアフリー観光推進協議会
  • 申込み
    必要事項(希望講座・氏名・所属・住所・電話番号・メール・)を記入の上、FAX・メール・郵送のいずれかでお申し込みください。(申込期限1月11日)
    ※(1)の講演は当日参加可能です(1月11日追加)
  • 申込先:バーチャルメディア工房ぎふ
    〒503-0006大垣市加賀野4-1-7 ソフトピアジャパンセンター702
    TEL/FAX : 0584-77-0533
    メール:メールフォーム より送信ください
  • チラシ/申込書:ダウンロード(PDF)
  • アクセス
    岐阜バス 市内ループ線(右回り・左回り)三田洞線、忠節長良線で岐阜駅より約20分

    駐車場に関してはこちらをご覧下さい。

バリアフリー現地調査2018 中津川

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 中津川

平成30年12月4日

ホテル花更紗

中津川市苗木遠山史料館

中津川市鉱物博物館

を調査させていただきました。

ホテル花更紗

恵那山の麓で中山道の宿場として栄えた中津川にあるホテル花更紗は、中津川温泉「美人の湯」の宿泊施設で、隣には温浴施設「クアリゾート湯舟沢」もあります。
中山道 馬籠宿までは車で5分ほどで、妻籠宿にも近く、観光の拠点としても便利です。

ホテルエントランス、段差はありません
パブリックスペースのトイレは手すり付きですが、車いすのまま入るのは困難です
隣の系列温泉館「クアリゾート」の多目的トイレ
大広間の入口スロープ
洋室は車いすでベッドサイドまで行けます
客室ユニットバス入口
ロビーの喫茶は通路も広く使いやすくなっています

中津川市苗木遠山史料館

中津川市内を流れる木曽川の右岸にそびえる城山の麓にある資料館で、苗木遠山家の資料を中心に苗木領と苗木城に関わる貴重な資料を展示、調査・研究も行っています。

大きな屋根が特徴の施設の前には広い駐車場、正面に階段があります
車いすは駐車場横の長いスロープから
茶室に甲冑が展示されています、奥には車いす対応トイレがあります
2階へ車いすで行く際は、受付でお願いして業務用エレベーターを使用できます
幕末頃の絵図をもとに作られた苗木城復元模型

中津川市鉱物博物館

中津川市苗木出身のアマチュア鉱物研究者・長島乙吉氏と子息の地球化学者・長島弘三博士から市が寄贈を受けた、鉱物標本「長島鉱物コレクション」を基礎に、1998年に開館した市立の地質系自然誌博物館です。
「長島鉱物コレクション」をはじめ、さまざまな岩石・鉱物を展示しています。

正面入口は階段ですが、左側にスロープがあります
水晶ひろば、受付で申込むとと水晶探しができます
売店「水晶の森」では鉱物のストラップなどを販売
塗り絵コーナー

2階の展示室へ車いすで行く場合は、エレベーターではなく昇降機を使用して上がります。

「バーチベータ」という昇降機
自分でボタン操作しても、操作をお願いする事も出来ます
四方向囲まれているので安心です
野外体験場「きらら広場」
石の楽器や結晶形積み木などが体験できます

 

ご協力、ありがとうございました。

調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

 

バリアフリー現地調査2018 大野・揖斐川(谷汲)

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 大野・揖斐川(谷汲)

平成30年11月30日

黒野駅レールパーク

両界山横蔵寺

里山きさら

を調査させていただきました。

黒野駅レールパーク

大野町にある新しいテーマパーク、黒野駅レールパークに行ってきました。
ここには2005年に廃線した名鉄揖斐線の黒野駅の駅舎を再利用した黒野駅ミュージアムのほか、プラットホームやレール等が当時の雰囲気を残し保存されています。
西側には芝生広場があり、遊具やベンチも置かれ交流拠点になっています。

黒野駅レールパークの全景
黒野駅ミュージアムの前では赤白電車(モ512号)の看板が出迎えます
プラットホームと線路
線路に沿って遊歩道が伸び、横に駐車場があります
黒野駅ミュージアムの出入り口
黒野駅ミュージアム入口
黒野駅ミュージアムの構内
旧黒野駅の待合室の面影を残した構内、プラレールの遊び場があります
総合案内所
旧黒野駅の窓口は総合案内所になっています
「カフェくろの」の店内
カフェくろの

ミュージアム1階にはカフェがあります。店内は広く、壁には赤白電車(モ512号)などの写真が飾られ、揖斐線や谷汲線に関する写真書籍なども閲覧出来るようになっています。
店内のテーブルや椅子は自由に動かすことが出来、高さも車いすでも使いやすくなっています。

手作りの焼き立てパン
カフェでは、手作りのパンも販売しています
カフェの階段
カフェの2階には階段で上がります

2階には鉄道ジオラマが展示されています。
2階へは階段のみなので、2階に行くのが困難な車いすの方などのため、2階の様子をWEBカメラで撮影しカフェのモニターに映しています。

名鉄電車が走る大型のジオラマ
大野町内を名鉄電車が走る大型のジオラマがあります

ジオラマは4メートル四方の大きなもので、黒野駅を中心とし駅舎や黒野地域の古い街並み、公共施設など廃線となった鉄道界隈を精巧に再現しています。
これらは、揖斐線廃線10年を記念し、昔走っていた赤白電車がレールパークに2014年に里帰りするのにあわせ、地域住民が段ボールなどの廃材を持ち寄り、1年をかけコツコツ作り上げたそうです。
鉄道模型は、赤白電車等150分の1サイズの鉄道模型(Nゲージ)を使用しています。

パネル写真の数々
名鉄の赤電車や赤白電車が走っているパネル写真が展示されています

ミュージアム外観と同じ車いすマークのトイレがあり、段差がなく車いすでも利用できます。

車いすマークの公衆トイレ
段差はなく車いすでも問題ありません
多機能トイレ
車いすマークのトイレは引き戸で、室内は広く車いすが回転できます
遊具やベンチがある芝生公園
ホームの北側には遊具やベンチが置かれています
西側からの黒野駅レールパーク
西側の線路の終端からの黒野ミュージアム方面の景色
プラットホームと、手作りの赤白電車
ホームに手作りの赤白電車が置かれています。クリスマスに合わせ電飾のトンネルもありました

 

両界山横蔵寺

大野町から移動し、揖斐川町谷汲神原にある横蔵寺を訪れました。
天台宗の寺院で、山号は両界山、本尊は薬師如来、西美濃三十三霊場第一番札所になっています。
紅葉の名所でもありシーズンには多くの参拝客が訪れます。
「横蔵寺もみじまつり」も開催され、紅葉のライトアップは人気です。

もみじと赤い医王橋
赤い医王橋と白壁と紅葉のコントラストが美しい
正門横の駐車場
一番近い駐車場は正門横になります
正門入り口の石段
正門の石段を登り飛鳥川にかかる医王橋を渡って左に行くと山門があります
横蔵寺境内への迂回路
正門入口には石段があるので、車いすは道路を進みます
横蔵寺境内への迂回路
車いすの迂回路は傾斜が急になっていきますが、さらに道なりに進みます
横蔵寺境内案内図
境内案内図に従い、一番奥の赤い橋を目指して進みます
赤い橋と観音堂
赤い橋を渡ると観音堂があります
かなり急な石畳
観音堂から本堂・三重塔へは、急な石畳を登っていきます
横蔵寺の本堂
横蔵寺の本堂

1671年(寛文11年)に完成した檜皮葺(ひわだぶき)の入母屋造りの本堂は、岐阜県指定重要文化財になっています。

横蔵寺の三重塔
香堂の奥にある三重塔

1663年(寛文3年)に完成した、檜皮葺の三重塔も、岐阜県指定重要文化財になっています。

横蔵寺の仁王門
山門(仁王門)

医王橋を渡り左に行くと山門(仁王門)がそびえ立ちます。
檜皮葺(ひわだぶき)の楼門、二階は鐘楼です。1675年(延宝3年)に完成し、岐阜県指定重要文化財になっています。

舎利殿と瑠璃殿は、飛鳥川を挟んで、本堂とは反対側の小高い所にあります。

舎利殿と瑠璃殿
舎利殿と瑠璃殿
舎利殿への石段
舎利殿までは少し急な石段です
車いすのための迂回路
舎利殿への迂回

車いすは迂回路を通り舎利殿へ行くことが出来ますが、とても急で長い坂道になっていますので、車いすの場合は介助があったほうが安全です。

公衆トイレ
迂回路の途中のトイレ
小高い所にある舎利殿からの眺望
舎利殿からの眺め、木々の向こうに観音堂と赤い橋が見えます
横蔵寺の舎利殿
舎利殿の正面の階段

横蔵寺舎利殿には、横蔵生まれの妙心上人の舎利仏(ミイラ)が安置されています。妙心上人は1781年(天明元年)生まれで、両親が亡くなった後、諸国を巡って修行し1815年(文化十二年)現在の山梨県で入定し祠られていたが、明治になって出身地の横蔵寺に祠られるようになりました。

横蔵寺の瑠璃殿
瑠璃殿正面の階段

横蔵寺瑠璃殿は、国指定重要文化財の仏像二十二体が安置してあり、「美濃の正倉院」とも呼ばれています。

里山きさら

横蔵寺から移動し、揖斐川町谷汲長瀬にあるシカやイノシシなどのジビエ料理が味わえるカフェレストラン「里山きさら」に行ってきました。

「里山きさら」の建物
山に囲まれた田園の中にある木造の落ち着いた雰囲気
駐車場の出入り口
岐阜市から谷汲山華厳寺方面に行く県道49号沿いにあります
入口は段差なく二重扉になっています
店内トイレの内部
トイレは車いすでも利用しやすくなっています
店内の様子
木の香りが漂い明るい店内
ジビエについての説明
黒板にはシカとイノシシの肉の部位についての説明
テラスに面した長テーブル
南側のテラスに面したテーブルは車いすでも利用しやすい高さです
南側の広いオープンテラス
南側の広いオープンテラスには、BBQが出来る設備があります
東側のオープンテラス席
お店の東側にも、オープンテラス席があります
レジ横では持ち帰りの自家製生ハム、ソーセージ、サラミなどを販売しています

 

今回、最初に訪れた「黒野駅レールパーク」では廃線となり使われなくなった黒野駅を、子どもやお年寄り、障がいのある方など誰にも優しい公園に整備し、イベントなどを通じ交流の場になっていることを知りました。
次に訪れた「両界山横蔵寺」は「ミイラ」があることで有名になっていますが、それ以外にも、三重塔、仁王門、瑠璃殿の中の仏像など歴史的にも貴重な興味深い重要文化財が数多くあることに驚きました。
そして、最後に訪れた「里山きさら」は、谷汲の自然に囲まれた静かな里山の自然に浸りジビエ料理を食しながら、ゆったりとした時間を過ごせるお店でした。

取材へ協力して下さった皆様、お忙しい中有難うございました。
今回の調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。

ユニバーサルデザインタクシー乗車・運行体験レポート

12月10日、JR岐阜駅北口(信長ゆめ広場)にて、「ユニバーサルデザインタクシー研修会」が開催されました。

ユニバーサルデザインタクシー
ズラリと並んだユニバーサルデザインタクシー。カッコ良いなぁ!!

ユニバーサルデザインタクシーは、車いす使用者、お年寄り、妊婦・小さなお子さま連れ、外国からの観光客など、様々な人に優しく設計されたタクシーです。
そんなユニバーサルデザインタクシーの乗車体験をしてきました。

研修会開催にあたっての挨拶

研修会を開催するにあたって各所・関係者の方々のご挨拶のあと、車両についての説明がありました。

ユニバーサルデザインタクシー研修会
関係者の方々のユニバーサルデザインタクシーに対する熱意と期待が伝わるお話が聞けました

車両についての説明と乗車体験

続いて、車両についての説明があり、その後、実際に車両に乗車する乗車体験が行われました。
今回、体験のメインとなったのが「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」という、ユニバーサルデザインタクシーでした。

JPN TAXI(ジャパンタクシー)とは

  • 国土交通省のユニバーサルデザインタクシー レベル1の認定を受け、昨年発売開始された、トヨタのタクシー専用車両
  • これまでのトヨタのクラウンセダンをベースとしたタクシー専用車両「コンフォート」に代わる、次世代のタクシー専用車両
  • 車いす専用の福祉車両ではなく、普段は座席にお客さんを乗せて運行し、シートをアレンジしてスロープを設置することでいつでも車いすのまま乗車できる
  • 乗降しやすい低床フラットフロアや大開口の電動スライドドア、車いすでの乗車も可能な構造など、細部から構造全体まで工夫と改良を重ね、様々な人に優しいタクシーとして開発に6年が費やされた
ユニバーサルデザインタクシー
JPN TAXIは規格に沿って開発されている

JPN TAXIの特徴

●乗車・降車方法

ほとんどの福祉車両(介護タクシーなど)は車両後部からスロープを使用して乗車するものが多いですが、JPN TAXIは車両の後部座席の左側のスライドドアから乗車できました。
タクシー運転手の皆さんの車いすの扱いも非常に丁寧で、安心して乗り降りできました。

ユニバーサルデザインタクシー
取り外し式のスロープ。2つのスロープ板が接合して1つのスロープになります
ユニバーサルデザインタクシー
車内での車いすの回旋もスムーズ

●車両の窓と助手席

車両の窓は大きく設定されていて、車いすの乗車時は助手席が折りたためるようになっています。なので、助手席が視界を妨げることがありません。

ユニバーサルデザインタクシー
後部座席から、車いすの乗車位置は左側 同乗者用の座席は右側となっています

運行体験・行き(川原町まで)

長良川鵜飼の行なわれる川原町までの運行体験をしました。4台のJPN TAXIと2台の福祉タクシーに分乗し岐阜の町並みをドライブしました。

目的地の川原町の旅館「十八楼」のタクシー乗り場にて、長良川温泉の宿泊施設で働く皆さんにも説明が行われました。

岐阜県バリアフリー観光推進セミナー
十八楼 時季の蔵前に停車中のJPN TAXI 古い町並みにもマッチしたデザインです

 

ユニバーサルデザインタクシー
宿泊施設の方々も、今後普及が進むことが予想されるユニバーサルデザインタクシーについて学ばれました

 

運行体験・帰り(信長ゆめ広場まで)

説明終了後、再び岐阜駅の信長ゆめ広場へと戻る運行体験となりました。
ユニバーサルデザインタクシーを体験した感想をそれぞれ一言ずつ話して、研修会は終了となりました。

ユニバーサルデザインタクシーの乗車・運行体験を終えて

私は今回、研修会に参加して、初めてユニバーサルデザインタクシーに乗車しましたが、驚きがたくさんありました。

  • 乗車時に後部座席側から車いすのまま乗車した事
  • 車内で車いすの回旋がスムーズに行えた事
  • 助手席が折り畳まれて視界が広がった事
  • 車いすを固定する際に肩側からシートベルトを回して掛けた事

など、私が普段利用している介護タクシーの乗車方法とは違うものでした。

自動車会社の方がユニバーサルデザインタクシーについて説明されていたお話の中で「JPN TAXIを開発するのに6年かかった。」と仰っていましたが、様々な試行錯誤を繰り返した結果、生み出された車両なのだな。と運行体験をしている時に思いました。

運行体験の新聞記者さんのインタビューで私自身の事についてもお話しましたが、同様に運転手さんもインタビューされていました。その中で、JPN TAXIは通常の車両よりも価格が高いため導入にはこれまでよりもコストがかり、発売から1年経ったが岐阜県内の各タクシー会社でも、まだ台数が少ないことや、運転手さんの中にも車いす使用者を乗せた経験がないケースもあることなど、サービスを提供する側のお話を聞くことができたので良かったです。ハイブリッド車ということで、エンジン音も少なく静かで会話もスムーズに楽しめました。

帰りの運行体験の車両は別の福祉タクシーでしたが、それぞれの違いも分かって良かったです。
帰りも運転手さんとの会話を楽しむことが出来ました。

これから2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けJPN TAXIをはじめとする、ユニバーサルデザインタクシーが普及して様々な集客につながり、気軽に利用できる安全な移動手段となってすべての人々の社会参加の助けになると私は思います。
そのためにもユニバーサルデザインタクシーは特別なものでは無く、身近なものとして多くの方に知って貰いたいです。

関係者の方のお話の中にもありましたが、イギリスのロンドンバス、アメリカのイエローキャブのように、「日本のJPN TAXI」と言われるような、「日本のおもてなしの心のこもった移動手段」となっていけばと願っています。

ユニバーサルデザインタクシーで「行けるところへ行くのでは無く、行きたいところへ行く」ことができる日が1日でも早く来ますように。

有意義な時間を過ごすことができて良かったです。

ユニバーサルデザインタクシー研修会 新聞記事
中日新聞に掲載されました

(調査スタッフ K.N)

バリアフリー現地調査2018 恵那

GIFU・バリアフリー観光推進プロジェクト2018 現地調査 恵那

平成30年11月27日

中山道広重美術館

恵那川上屋本社恵那峡店

恵那寿や観音寺店

を調査させていただきました。

 

中山道広重美術館

恵那市にある、歌川広重を中心に1000点あまりの作品を所蔵する美術館です。
1階と2階の展示室には、浮世絵収集家 故 田中春雄氏の「田中コレクション」 の浮世絵版画(広重)を中心に、有名な「東海道五十三次」などが展示されています。
2階の「浮世絵ナビルーム」では版画の道具などを展示し、パネルや映像などで浮世絵について学べます。
重ね摺り体験コーナーでは浮世絵の版画を体験する事も出来ます。

美術館入口のスロープ

 

木曽海道六十九次(複製)

2階の浮世絵ナビルームでは、「ペッパー君」が浮世絵や版画などの説明をしてくれます。

日本語のほか英語にも対応

「浮世絵重ね摺り体験コーナー」は、3色から12色まで数種類ありました。
絵柄は定期的に入れ変えているそうです。今回は3色の物を体験させていただきました。紙をずれないように置くのがポイントです。

ローラーでインクを付け紙を置いたら、馬連(ばれん)でこする
同じ作業を3回繰り返し出来上がりです
馬連を作成する道具

広重美術館は、見るだけでなく重ね摺り体験や、双六で遊べるので、他の美術館とは違った楽しみ方も出来て面白いと思いました。

恵那川上屋本社恵那峡店

岐阜県東美濃地方は、秋になると栗を使った和菓子「栗きんとん」が有名で、恵那市や中津川市、八百津町などには、栗きんとんを販売するお店も数多くあります。

恵那市にある「恵那川上屋」の恵那峡店は、四季折々の渓谷美が楽しめるダム湖「恵那峡」に近く、観光スポットとしても人気のお店です。
栗きんとんをはじめとする定番の和菓子から、生菓子、旬のフルーツを取り入れたケーキなど、幅広い商品を販売しています。
屋内と屋外に「茶房」も併設され、お店限定のメニューもあるそうです。

正面の駐車場入口

有名なお店で栗きんとんのシーズンには非常に込み合います。
17時以降だと空いていて、ゆっくり買い物ができるそうです。

店内の通路は広く車いすも安全に通行できます
屋内イートインスペース
屋外イートインスペース、冬は暖房が入ります

恵那寿や観音寺店

こちらも恵那峡から近い「寿や(すや)」観音寺店では、栗きんとんをはじめ栗菓子などの商品を販売しています。

落ち着いた雰囲気の建物に入ると、喫茶スペースではジャズが流れ、庭を眺めながら抹茶や和菓子が楽しめます。

入口、車いすは急傾斜の短いスロープより、右の石畳の方が緩やかです
喫茶スペースから窓越しに見える庭園
庭を眺めゆったり過ごせます
栗きんとんと抹茶のセット
販売スペース

 

ご協力、ありがとうございました。
調査データは、取りまとめなどを行ない順次ふらっと旅ぎふへ掲載していきます。